No. 364

言葉、態度に愛を込めて
「最高の夫」と思える奇跡
(茨城県TO/60代女性/パート)

結婚して45年、人生山あり谷あり。夫は、20年前に肝細胞がんの手術をし、7年前には、前立腺がんを摘出しました。

回復も順調で、いろいろな困難も、神の教えから気付きが得られ、一つ一つ解決していく不思議さ、神の力の大きさを実感してきました。

わだかまりがあった夫婦仲

しかし、夫婦の問題は、長い間私の中でわだかまっていました。私たちは、短気で、頑固者同士です。会話の途中で急に怒りだす夫を、怖がったり、責めたり、心が重ならない寂しさで、私もいっぱいいっぱいでした。

そんな中、夫の検査結果に、がんの再発のボーダーを越える数値が出たのです。心配のあまり、私の口から出てくるのは、夫を落ち込ませる言葉ばかり。「だから学べばよいのに…」と神の教えを押し付け、夫はますますかたくなになってしまったのです。

心入れ替え、教えを実践

何とか救っていただきたくて、必死に学びを重ねていく中で、神の教えを消化しきれず、妻として温かさを欠いていた自分を反省。夫が怒ったときのことを何度も振り返るうちに、よく分かりました。夫が反応していたのは、私の荒い心と言葉だったのです。自分勝手な思いで話したとき、責める言葉遣いをしたときなど…。変えるべきは、私の心だったと理解しました。

心を入れ替えようと神に願い、愛の言葉を意識しました。「言葉に思いを込める」「態度に優しさを添える」この教えを心に置いて、夫に触れる自分を目指したのです。実践していくうちに、これまで気が付かなかった、夫の優しさや温かさ、心遣いの素晴らしさがどんどん伝わってきました。今では、「最高の夫」と思っています。

お互い笑い合う健康な毎日に

そう思えると、会話が楽しくなりました。

時にけんかをしても、すぐに仲直り。夫婦の縁の深まりを実感しています。日々を笑いとともに、明るく過ごせるようになって、夫が受けた定期健診。何と、数値が落ち着いて、経過観察に。さらに肝がんは、医師からは「発症から20年を迎えられるのは、すごいこと」と告げられました。その言葉に心が打ち震え、「夫の命をありがとうございます」と、神への御礼が湧き出ました。驚くような奇跡に、心からの感謝でいっぱいです。夫と二人、神の館へと御礼に伺いました。