No. 1411

発達障害も何のその!
柔らか心で見えたのは…
(福岡県MN/10代女性/大学生)

発達障害の私は感情のコントロールが難しく、思いをため込んだり、やり過ぎたり。急に限界が来て、家族に気持ちをぶつける、気力がうせる、体調を崩す…。そんなことが何度もありました。両親に、どれだけ心配を掛けてきたことか…。でも最近、家族から「随分変わったね」と言ってもらい、うれしくてたまりません。 

「無理」って言っていいんだ!

昨春大学生になり、小学生向けにアート教室を行うサークルに入りました。行事の開催は年に4回ながら、事前準備がとても大変。体調を崩し、母に「オーバーワークだね」と言われて初めて、いつもの“無理”をしていたことに気が付きました。 

関係者に連絡すると、気持ちよく「引き継ぎます」との返事。ホッとしながら、「無理なときは、『無理』って言っていいんだ」と思いました。というのも、私は、SOSを発することができないタイプ。「体がおかしいな」と感じても、「休んだら仲間に迷惑を掛けてしまう…」と思い込み、「みんなのために頑張らなきゃ」と突っ走ってしまうのです。 

見えた「自分」と「限界」

これまでなら、体と一緒に、心も折れてしまっていたかもしれません。でも、「友輝会」などの勉強会に出席すると、「そうか」と思うことが必ずあって…。「人には分、器がある」。それが分かれば、自分ができることに一生懸命取り組める。半面、無理をしないで、素直に人に頼ることもできる。神の教えを学ぶほど、自分を見詰められて、限界もつかめました。 

物事の見方が変わって…

変わったのは、人の悪いところを見なくなったこと。意見は出しても、準備はドタキャンする人を、「口ばっかり」と思っていた私ですが、いつの間にか「いいアイデアを出せる人」と感じ方が変化。自分も含めてみんなに、良いところも、悪いところもあることがよく分かりました。 

神の教えのおかげで、カチカチだった心が柔らかくなり、物事の見方が変わった気がします。家族にも、これまで支えてもらった分、お返ししたい気持ちが膨らみます。そうしたら、「食事の支度はお母さんの仕事」というこだわりが消え、私も料理するように。家族からは想像以上に喜ばれ、本当にうれしいです。 

倒れたことは大変でしたが、それが自分を変えるきっかけになりました。「神の教えを学び、生活に生かしていけば、全部がプラスになる!」その喜びを体験できました。 

母より

娘は、この一年で本当に成長したと思います。主治医からも「良くなったね」と言っていただきました。 

親として心掛けたのは、夫婦の会話を大切にすること。娘の様子を常に共有し、子供が話しやすい雰囲気づくりを意識しました。ありがたいことに、娘は今、ネガティブな部分がなくなって、とても生き生きしています。小さい子に、目線を合わせて優しく話し掛けたりする様子からは、サークルでの頑張りが感じられて、うれしいです。過去にはいじめられたこともありながら、つらい経験を乗り越えて、人に関わっていこう、生き方を高めようとしている姿を誇りに思います。 

これからも、夫と二人で、我が子をしっかり支えていきます。 

神示「真理」に
    「人生の真理」を学び
  「実体」を修正することから始める
 自然と気持ちは安定し
  人々との出会いを生かす心が芽吹く
 この時
  奉仕に生きる思いが引き出され
     「運命」に導かれた人生が
            始まっている
 家族の会話は 広がり 深まり
     家族の心は生き生きしている
 学校の学びも
  楽しく 夢をかなえる努力ができる

『真実の光・神示 令和5年版』156ページ(中略あり)