発達障害の私は感情のコントロールが難しく、思いをため込んだり、やり過ぎたり。急に限界が来て、家族に気持ちをぶつける、気力がうせる、体調を崩す…。そんなことが何度もありました。両親に、どれだけ心配を掛けてきたことか…。でも最近、家族から「随分変わったね」と言ってもらい、うれしくてたまりません。
「無理」って言っていいんだ!
昨春大学生になり、小学生向けにアート教室を行うサークルに入りました。行事の開催は年に4回ながら、事前準備がとても大変。体調を崩し、母に「オーバーワークだね」と言われて初めて、いつもの“無理”をしていたことに気が付きました。
関係者に連絡すると、気持ちよく「引き継ぎます」との返事。ホッとしながら、「無理なときは、『無理』って言っていいんだ」と思いました。というのも、私は、SOSを発することができないタイプ。「体がおかしいな」と感じても、「休んだら仲間に迷惑を掛けてしまう…」と思い込み、「みんなのために頑張らなきゃ」と突っ走ってしまうのです。
見えた「自分」と「限界」
これまでなら、体と一緒に、心も折れてしまっていたかもしれません。でも、「友輝会」などの勉強会に出席すると、「そうか」と思うことが必ずあって…。「人には分、器がある」。それが分かれば、自分ができることに一生懸命取り組める。半面、無理をしないで、素直に人に頼ることもできる。神の教えを学ぶほど、自分を見詰められて、限界もつかめました。
物事の見方が変わって…
変わったのは、人の悪いところを見なくなったこと。意見は出しても、準備はドタキャンする人を、「口ばっかり」と思っていた私ですが、いつの間にか「いいアイデアを出せる人」と感じ方が変化。自分も含めてみんなに、良いところも、悪いところもあることがよく分かりました。
神の教えのおかげで、カチカチだった心が柔らかくなり、物事の見方が変わった気がします。家族にも、これまで支えてもらった分、お返ししたい気持ちが膨らみます。そうしたら、「食事の支度はお母さんの仕事」というこだわりが消え、私も料理するように。家族からは想像以上に喜ばれ、本当にうれしいです。
倒れたことは大変でしたが、それが自分を変えるきっかけになりました。「神の教えを学び、生活に生かしていけば、全部がプラスになる!」その喜びを体験できました。
母より
娘は、この一年で本当に成長したと思います。主治医からも「良くなったね」と言っていただきました。
親として心掛けたのは、夫婦の会話を大切にすること。娘の様子を常に共有し、子供が話しやすい雰囲気づくりを意識しました。ありがたいことに、娘は今、ネガティブな部分がなくなって、とても生き生きしています。小さい子に、目線を合わせて優しく話し掛けたりする様子からは、サークルでの頑張りが感じられて、うれしいです。過去にはいじめられたこともありながら、つらい経験を乗り越えて、人に関わっていこう、生き方を高めようとしている姿を誇りに思います。
これからも、夫と二人で、我が子をしっかり支えていきます。
神示「真理」に
「人生の真理」を学び
「実体」を修正することから始める
自然と気持ちは安定し
人々との出会いを生かす心が芽吹く
この時
奉仕に生きる思いが引き出され
「運命」に導かれた人生が
始まっている
家族の会話は 広がり 深まり
家族の心は生き生きしている
学校の学びも
楽しく 夢をかなえる努力ができる
『真実の光・神示 令和5年版』156ページ(中略あり)