次々に求められる人生
役に立てる喜びを実感！
（静岡県ＳＵ／50代女性／管理栄養士）

幼少期から体の不調続きで、運動もドクターストップ。そんな人生が変わったのは高校時代、神示教会との出会いからでした。 

見る見る体調が良くなり、激しいスポーツもできるようになりました。ただ、病気がちだったせいか、気が弱く、周りを気にして自分の思いをはっきり言えず、物事を決められない性格でした。 

できることを自分らしく

就職しても、人に頼ってばかり。それでも管理栄養士の資格を取得できたのは、背中を押してくれた上司のおかげです。その私が、まさか職場のリーダーに抜擢（ばってき）されるとは…。自分は、人を引っ張るより、乗っかるタイプ。「私には無理」と伝えても、上役は「君じゃないと駄目」、直属の上司からも「思いに応えなさい」。断れずに引き受けたものの、全てが手探り。徹夜で猛勉強しながら、涙がこぼれる日々でした。 

その時、目に留まったのが、教会で学んだことを書いたノート。読み返す中で、神が見返りのない愛を注いでくださっていると思えたら、「人のためにできることは、何でもやろう」と力が湧きました。「器ではないのに…」とひるんでいた心も、教会の職員との会話をきっかけに一転。「できることを、自分らしくやればいいんだ」と。それに、期待してくれた上司にも恩返ししたいと、どんどん気持ちが前向きになっていったのです。 

良い連鎖が次々に

「見返りを求めず…」と学んで祈願すると、自然とそういう気持ちに近づくのが不思議…。職場の仲間を身内のように思って触れると、誰もが協力してくれ、それがありがたくて、もっとみんなのために頑張りたい！　良い連鎖が続いていきました。 

上司には、それぞれの良さを伝え、報告書にも記入。意見が対立したときは、まず“話し合い”。「どうしてそう思うのだろう」双方の気持ちを理解しながら、思いを語り合うと、穏やかに問題が解決しました。すると、１年もたたないうちに、周りから「適任だね」との評価を頂けたのです。さらには、県の研修会の幹事、会社の研修担当を任され、全国規模の講師にまで推薦されて。直属の上司は、「こんなにやるとは…」と目を丸くしましたが、一番驚いているのは私自身です。 

たくさんの縁を頂いて

その後、夫の転勤で退職。新天地で職に就くと、そこで必要とされ、また転勤しても、前職の人が仕事を紹介してくれたり。たくさんの縁を頂きながら、どこでもやりがいを持って働けたのです。 

昨年、以前住んでいた所に戻ると、当時、一緒に働いていた先輩から言われました。「何かあったら誘うから」「仕事しないなんて、もったいない」。どこに行っても声を掛けてもらえて、人から“必要とされる”ことが、こんなに仕合せなんて…。生まれつきの私の性格では、到底あり得なかった人生を今、歩んでいます。 

ぶれない信念があったから

私の心に常にあったのは、「利用者さんの笑顔が見たい」「皆さんにとって一番いい物を提供する」。その信念がぶれなかったから、人の役に立てて、喜ばれたのだと思います。私にはいつでも、生きる指針を見いだせる神の教えがあり、心を正しく導いてくださる神が一緒…。夫婦で何でも話せる家庭をつくれて、周りから「いつも仲がいいね」「どうしたらそうなれるの？」と言われる理由も、全てがそこに行き着きます。正しい信念を持って生きられるのは、この上ない安心感です。

『真実の光・神示　平成30年版』108ページ（中略あり）