「なるべく人と関わりたくない」人見知りで、うまく話せない私は、ずっとそう思っていました。学生時代は人間関係に悩み、「学校に行きたくない」と毎日泣いていた時期もあったほど。そんな私が働き始めて2年がたとうとしています。
「感謝」で受け止めたら…
事務の仕事はまだ不慣れ。以前の私なら、ちょっときつく注意されただけでふさぎ込み、「この人、苦手」と心を閉ざしていたはずです。今でも緊張するし、時には落ち込みます。でも、びっくりするくらい立ち直りが早くなりました。相手の言い方にとらわれず、「私のために教えてくれた」「同じミスをしないように頑張ろう」と、心が前向きでいられるのです。
学生時代と違うのは…。神の教えを学んでいることです。「友輝会」に参加し始めて、心に残った「感謝」の大切さ。物事を大きな気持ちで受け止める。それを意識するうちに変わったことの一つが、父への気持ちでした。私が仕事の悩みを相談しても、父のアドバイスは、「もっと努力すればいい」という内容。「もう少し私の気持ちを分かってくれても…」最初はそう思っていました。でも、ある時ふと、「私が会社で困らないように、父なりに真っすぐに向き合ってくれている」「親だから、率直に言ってくれるんだ」と、私を思う愛を感じたのです。父の子供で良かったと、全く違う気持ちになりました。
職場のことも、大学の先生が親身になってくれたおかげで出会えた会社です。働けるのも当たり前ではありません。教えを学び、捉え方が少し変わっただけで、パアッと視界が開けていきました。
「うまく話せない分、工夫しよう」と、相手が分かりやすい言葉を意識したり、事前に要点をまとめてから質問したり。少しずつスムーズに会話ができるようにもなってきています。
人に役立ちたい心が芽吹いて
以前は、先輩たちみたいに、責任のある仕事を任せられることが少なく、焦ったり、不安になったりした私。それが、「どんな仕事も大切。仕事の大小にこだわるのではなく、自分に求められることに、一生懸命取り組もう。そうすれば、絶対に職場の力になれる」と、仕事に臨む気持ちががらりと変わりました。
いつの間にか、「人の役に立ちたい」と思うようになった不思議。明るく、前向きな気持ちで過ごせる毎日がとても仕合せです。少し前には、ずっと励まし合ってきた同期の子から、「この会社に入って良かったのは、あなたと出会えたこと」と言ってもらい、本当にうれしかったです。これから、もっと教えを学んで、もっと生活に取り入れていきます。
今のあるべき姿(状況)に満足し
一日一日を受け止め
感謝心で生活するなら
自然と運命の力に導かれ
喜び多く 楽しい人生を
歩んでゆける
運命が導く人生世界は
欲心から解放され
奉仕に生きる楽しみが見えてくる
見えて 信者の心(生活)は
ますます潤い多いもの(体験)と
生(な)ってゆく
『真実の光・神示 平成27年版』24ページ(中略あり)