No. 1330

病で気付いた私の性格
そこから変化し始めた日常
(東京都YO/50代女性/公務員)

きっかけは数年前。いつもは平気なヨガのポーズで、頭がふらつき、こけてしまったことでした。普段ならやり過ごしてしまうその出来事が、なぜか心に引っ掛かった私。「何もなければ安心だし」と、簡易脳ドックを受けることにしたのです。結果見つかったのは、何と左脳の小さな脳動脈瘤(りゅう)。そこから3年半に及ぶ経過観察。昨年秋の検査で、形状が大きく鋭くなっているのが分かり、手術を受けることになりました。 

衝撃とともに気が付いたのは

私にとって、生まれて初めての手術です。ご守護の中、激しい動揺こそなかったものの、心は波立っていたのでしょう。気が付くと、職場でいら立つことが増えていました。「部下のため」と熱くなるあまり、「これはないんじゃない?」などとキツい言葉を発してしまい、自らはっとすることも。そんなある日、私の指導を耳にした職員に言われたのです。「あなたの言うことは正しいけれど、あの言い方では、はたで聞いている私までつらくなる」。ハンマーで頭をたたかれたような衝撃でした。 

一気に申し訳なさが込み上げて、「ごめん、気を付ける」と伝えるのがやっと。その時、『友輪』340号の一節が心によぎりました。「正誤とは、単に法を守るかではなく、人の心を傷つけず、喜びを与える生き方ができるかです」。「そうありたい」と思っていたのに実践できていなかった。「感情的になりやすい自分」に、正面から向き合えた瞬間でした。「この性格が病を引き寄せていたのでは…」と思い当たると同時に、「部下のためにも本気で自分を改めたい」と思ったのです。

思えば、私の短気は父譲り。でも、これ以上人を傷つけたくありません。縁あって出会えた部下たちが、やりがいを持って働けるように、穏やかな心で向き合いたい。その思いを、真剣に神に語っていきました。すると、少しずつ関わり方が変化していったのです。報告は遮らず、まずは最後まで聞いてみる。打合せで黙ったままの責任者には、「何か意見はないの?」ではなく、「どうしたら発言しやすくなるか」と考える。次第に、この人は事務が苦手だけれど、若い職員の面倒をよく見ている…などと、今まで以上に一人一人の良さが見えてきたのです。 

さらなる改善を目指して

昨年12月、予定どおりに行われた、その手術。1週間後には退院がかないました。最新の技術だったため、体への負担も少なく、数日後には仕事にも復帰。職場では、「お帰りなさい!」と温かく迎えてもらい、胸がいっぱいになりました。 

そして、先月。職場で行ったレクリエーションは、自由参加だったにもかかわらず、大勢の職員が参加してくれました。みんなの笑顔が何よりもうれしく、「こんなに参加者がいた年はない。あなたの人徳ですね」とも言っていただいて、忘れられない一日になりました。病を通して、やっと向き合えた自分の性格。神のおかげで少しずつ、でも確実に修正できる日々に感謝です。 

神示「真理」を人生の支えに生きるなら
    心の動きは安定し 「道」欠く思いは芽吹かない
 運命に導かれた心の動きが引き出され 健康も守られる
 心身がともに調和し 感謝の思いが深まる心に 健康が体感できる

神示「真理」を
    人生の支えに生きるなら
  心の動きは安定し
     「道」欠く思いは芽吹かない
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 心身がともに調和し
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令和5年2月23日 信者心の基勉強会 健康編