No. 1365

離婚まで考えた夫と
仕合せに暮らせている今
(静岡県KS/60代女性/主婦)

7年前、運転中に大事故に遭ったものの、奇跡的に助かった私の命。でも、意識を取り戻した時に湧いたのは、感謝より、「なぜ死ねなかったの…」という思いでした。 

消えることのない不平、不満

うまくいっていなかった夫婦関係。夫は、身勝手で頑固。そこが大嫌いだったのです。ただ、入院中はよく世話をしてくれて、そこには感謝でした。しかし、退院後の生活が始まると、以前と変わらない日常。「顔も見たくない。できることなら離婚したい」。そんな時、東京に住む娘が、第3子を出産。良い口実ができたとばかりに、手伝いに行くことにしました。自分の通院の時は静岡に戻り、終わればまた娘の所へ。こうした日々が数年続いていたのです。 

やがて、コロナの流行により、やむなく静岡に帰ることに…。夫との二人暮らしの毎日は、やはり不満が積もります。朝、無言の夫に、「挨拶は、そっちからして」と言ったことも。子供からは、「別れちゃいなよ」と言われ、そうできるなら…と姉に相談したのです。これが転機になりました。 

自分でも不思議な変化が

「離婚したいか、仲良くしたいか。どっち?」と聞かれて、「仲良くできるならそうしたい。でも無理」。私の本音でした。 

「変わるのは今だよ」という姉の言葉に背中を押され、ほとんど足を運んでいなかった偉光会館に行くように。教会書籍を読み始め、「夫が変わってほしい」とばかり願っていた私が、「夫好みの妻になりたい」と祈願するようになっていました。 

自分でも不思議でした。ある朝、掃除機をかけていると、夫に「俺がいるときはかけないでくれ」と言われました。いつもならイライラするのに、この時は、「朝から大きな音がするのが嫌なんだな」と思え、「ごめん、ごめん」と言っていたのです。

それからは「夫が不快に思うことは何かな」と考える私。「これ使っていい?」などと、ささいなことも話し掛ける私。いつの間にか…、自分から挨拶している私。あれ、何で私こうなった? 驚きました。 

夫婦仲が変わると、親子仲も…

自分の変化とともに、夫が優しくしてくれるようになったのです。手が不自由な私のために、率先して買い物に行き、大好物のカツを買ってきてくれたり、「おでん作ったから、食べられるだけ食べな」と分けてくれたり…。たくさん優しさが染み入ってきて感動しました。こんなに変わるなんて! 

その後も、うれしい変化が次々起こっています。なかなか連絡が取れなかった次男からLINEが届き、再び交流ができるように。年末には、「魚がいっぱい釣れたよ」と、切り身にして持ってきてくれました。長男や長女家族からは、食事のお誘いや、孫の写真などの贈り物が。夫が私に、「ありがとう」と言ってくれることも増えました。どれも、今までになかったことです。 

自分でも驚くほどのこの変化。「来月は、2人で河津桜を見に行きたいな」。夫とそんな話をしながら、「命を頂いて良かった」と感謝の思いが膨らみます。

「教え」を学び 心の支えに生活するほど 人の心に迷いは起きない
 自然と 「運命」が導く人生を求めて 奉仕に生きる心が引き出されてゆく
 奉仕の心が家族の心を一つに重ね 「真実の愛」が家庭に育まれてゆく

「教え」を学び
  心の支えに生活するほど
       人の心に迷いは起きない
 自然と 「運命」が導く人生を求めて
  奉仕に生きる心が引き出されてゆく
 奉仕の心が家族の心を一つに重ね
  「真実の愛」が家庭に育まれてゆく

『真実の光・神示 平成30年版』102ページ