No. 1320

「関わると嫌な思いをする」
家族への思いが大変化
(宮城県YK/50代男性/パート)

とある古い建物で、一人で品物を運搬していた時のことでした。ちょっとした拍子に足を踏み外し、20段ほどある急勾配の階段の一番上から、真っ逆さまに落下してしまったのです。 

全てに神のご守護を感じて

一瞬天井が見え、後の記憶はありません。気が付くと、階段下にある入り口に、ちょこんと座らせてもらったかのような体勢で着地していました。さらに不思議なのは、入り口のガラス扉が片方だけ開いていたこと。閉まっていたら、ガラスが突き刺さっていたかも…と思うと、ゾッとしました。 

左のすねから大量の出血。気を失っていたら、そのまま死んでいたでしょう。でも、幸い意識があり、助けを求めることができ、救急搬送。検査すると、骨や脳などに全く異常がなかったのです。骨の一本や二本、折れていてもおかしくなかったのに…。神のご守護を強く感じました。 

独身の私を心配して、駆け付けてくれた2人の妹たちにも、心から感謝だったのです。というのも、一番下の妹とは絶縁状態だったから…。長男に当たる私に何の相談もなく、大事な決め事をするなど、「ちょっと待てよ」と、怒りに震えることが続いていました。ある時、ついに私の心が爆発。妹に感情をぶつけ、そこから絶縁状態に。神の教えで、家族との関わりは大切…と学んでいたものの、「関わると嫌な思いをするから」と受け入れられなくなっていました。 

過去を振り返り、見えた妹の心

いつもお世話になっている方に声を掛けてもらって、出席した勉強会。「人は一人では生きていけない」。このフレーズに、ハッとしました。まるで100ワットくらいの電球がともったような…それほどの衝撃。気が付けば過去を振り返っていました。「妹もいろいろ大変だったんだろう」。そう感じてから、怒りや憎しみは徐々に消えていったのです。

「家族、特に妹と縁を深めていきたい」と祈願していた中での、今回の事故。ここから、いろいろなことを話せるようになったのです。年が離れているだけに、昔からかわいがってきたつもりでしたが、妹にしてみれば、短気な私と接するのは怖かったのではないか? そんな反省も生まれていました。

教えを学べる深い感謝が

妹が、「お兄ちゃんが生きていてくれて良かった」と言ってくれました。そして、「気付いたんだ。私、お兄ちゃんにどれほどひどい言葉を言ったのかって…」とも。ビックリしました。心が通うぬくもりを感じながら…、神が「家族」と教えてくださる理由が分かった気がしたのです。「“関わらなくていいもの”じゃなかった」と。 

けがの回復も順調で、仕事にも復帰。これまで以上に励む毎日です。足のまひは残っているものの、「この程度でありがたい」と、笑って話している自分がいます。 

最近、身近な方から「顔つきが変わった」「穏やかになったね」と言われ、うれしく思いました。「神の教えを学べる時代に生まれてこられて良かった」。この喜びを、多くの人に共有したい思いが込み上げてきます。

神示「真理」に気付きを得て 祈願で実体を修正する 努力を欠いてはいけない
 「教え」を学び 「真理」で家族と関わる 努力から始める
 自然と 家族との会話が増えて 互いの思いは重なり 愛情が深くなる

神示「真理」に気付きを得て
  祈願で実体を修正する
       努力を欠いてはいけない
 「教え」を学び
    「真理」で家族と関わる
           努力から始める
 自然と 家族との会話が増えて
    互いの思いは重なり
           愛情が深くなる

『真実の光・神示 令和4年版』149ページ