心の動きが人生を左右
私は、建設関連の会社で、営業と現場監督を兼ねた仕事をしています。今回、コロナ禍で初めての在宅勤務になりました。
一人で仕事をしていると、「誰も見ていないから、少しくらい休んでもいいかな」と、正直、不実な思いが頭をよぎることもありました。上司との連絡も電話やメールになり、たまに報告すれば大丈夫かも…と、自分の心が楽な方へと流されがちになることを感じたのです。
誠実な心にやりがいが
こんな時こそ、自分ではどうにもならない心の動きを、神に守っていただこうと思いました。「自分の責任が果たせるように」「誠実に取り組めるように」と、思いを神に語って実行したのです。気が緩みそうになることもありましたが、こまめな報告を心掛けたり、ゆとりがある時は仕事を見直して、新たな提案をしたりしてみました。
その結果、上司から安心して仕事を任せてもらえるようになったのです。信頼されていると感じると、もっと頑張ろうという意欲も湧いてきます。誠実に自分から思いを伝えていくことは、お互いの信頼感が深まって、良い循環を生むことにつながるんだと実感しました。口べたな私が上司と円滑な意思疎通ができるようになり、“やりがい”という大きな喜びを味わわせていただくことができました。
相手を思う気持ちが重なって
コロナ禍で心配するお客さまが安心できるように、取引業者とも連携を密に取り合いました。無事に完工し、お客さまから「問題なく仕上がってよかった。ホッとした」と喜ばれた時には、私もとてもうれしかったです。相手を真剣に思う気持ちが伝わり、心が重なっていく感覚を体験しました。
今回の在宅勤務を通して、たくさんのことを学べました。どんな環境であっても受け入れ、要領を使わず、誠実に対応していくことが大切だと感じています。全てを糧とできるように頑張ります。