No. 312

相手と良さを重ねて味わう
1+1=2以上の成果
(大分県FT/60代女性/パート)

私は、清掃の仕事をしています。一緒に働く仲間は、仕事の早い人、遅い人とさまざまです。

ある時、ペアになった人は、時間内に一つの作業しかしません。私は、「どうしてそれだけしかできないの?」と、不満でいっぱいでした。

教えを学んで変わった見方

「不満を抱えたままではいけない」と、『心の正道』を読んでみました。すると、せっかちでゆとりがなく、すぐに人を責めてしまう自分に気付きました。

冷静になったら、その人が、ゆっくりでも、明日の掃除が必要ないくらい、きれいにしている姿が見えてきました。誠実に仕事をしていたのに、スピードや量といった形だけを見て、「できない人」「やらない人」と決め付け、私が勝手にイライラしていただけだったのです。

見方が変わったら、「遅い」ではなく、「丁寧」な部分が「すごい長所」と感じられました。そこで、その人には丁寧さが必要な場所をお願いし、自分はそれ以外の所を手際よく掃除することにしました。

すると、お互いの長所を生かせて、気持ちよく作業を終えることができました。あんなに憂鬱だったのがうそみたいです。

どんな人でも良い面を探す

「運命は重なり合って、必ず調和する」という神の教えのとおりでした。助けてもらうこともあるし、助けてあげることもある。何をするにもチームで、短所を補い、長所を生かし合ってこそ、1+1=2以上の成果が出せることを味わいました。

今では、誰と仕事をするときでも、「どんな良いところを発見できるかな?」と、楽しみです。「さあ、きょうも頑張るぞ!」と意欲があふれる毎日を送っています。