No. 1327

不合格にも意味があった!
全てを糧に変えられる人生
(新潟県MH/20代女性/介護士)

私の人生で一番つらかった出来事。それは昨年、作業療法士になるための国家試験に、不合格になったことです。それまで祈願しながら一生懸命勉強していたものの、当日は緊張で力が発揮できませんでした。悔しくて、終了直後から涙が止まらなかったです。 

時間をつくっては偉光会館へ行き、苦しい気持ちを必死に祈願しました。両親の「結果がどうであれ、頑張ったじゃない」という言葉には、本当に救われました。おかげで、「落ちたら人生終わり」「国試浪人なんて絶対に嫌」と思っていた心は、少しずつ変化…。発表の日、自分の番号がなくても受け止められ、「この不合格には意味がある」とまで思えたのです。しかも、友達の合格は自分のことのようにうれしく、そういう心になっていたのが本当に不思議でした。 

感謝心で働き始めたけれど…

試験に落ちると、内定が取り消しになることも多いのですが、私の内定先の病院は、資格がなくてもできる介護の仕事を…と配慮してくださいました。ここにもご守護を感じ、感謝しかありません。 

ところが、いざ就職すると、患者さんへの苦手意識が出るなど、負の心が芽を出すようになってしまったのです。そんな中、神総本部で式典に出席したことが大きな転機になりました。信者でいられるありがたさを心底感じ、その日から、より真剣に神の教えを学ぶようになったのです。 

見えてきた相手の「心」

患者さんから、「トイレ!」などとぶっきらぼうに頼まれたときは、いつも感情を抑えながら黙々と作業。それがある日、いつもの私と違う言葉が出たのです。「我慢していたんですか?」。すると、その方が柔らかい表情になり、最後は「ありがとね」と声を掛けてくださるようにもなったのです。 

相手の「心」。それが見られるようになったのかもしれません。車椅子から杖(つえ)でのリハビリになり、恐怖が先立っている方に、「○○さんが治療を頑張ったから、ここまで回復したんですよ」「最初は怖いでしょうけど、一緒に頑張りましょうね」と言うと、安心されます。やがて、「あなたには頼みやすいから」と声が掛かり、お役に立てる場面が増えていったのです。「あなたならきっと立派な作業療法士になれるわ」「あなたみたいなすてきな人いないもの」と涙ぐみながら、言ってくださる方も…。本当にうれしくて、私も涙が出ました。 

受け止め方が180度変化

職種 肩書 立場 心に抱き 夢を追う前に 奉仕心を身に付け 生きるが先と申す」(『真実の光・神示 平成17年版』180ページ)。勉強会で学んだこの神示が、今の私にピッタリです。人生で一番つらかった出来事が、神の教えのおかげで、「心が成長できた経験」に180度変化。国家試験に向けての勉強も、今まで以上に頑張れています。 

実は、私が作業療法士を目指すようになったきっかけは、幼い頃、先天的な股関節の脱臼で小児医療センターに通ったから…。あの時、私がたくさんの方にお世話になったように、今度は私がたくさんの方のお役に立ちたいと願っています。

生きがいは 形ではない 心で味わうものである
 仕事も同じ 人との出会いを生かせぬ者に 奉仕心は芽吹かない
 奉仕する心あればこそ 働く喜び味わえる
 職種 肩書 立場 心に抱き 夢を追う前に 奉仕心を身に付け 生きるが先と申す
形に心奪われず 奉仕して生きる 我が人生に誇りを持つべし

生きがいは 形ではない
        心で味わうものである
 仕事も同じ
   人との出会いを生かせぬ者に
         奉仕心は芽吹かない
 奉仕する心あればこそ
          働く喜び味わえる
 職種 肩書 立場 心に抱き
           夢を追う前に
    奉仕心を身に付け
          生きるが先と申す
形に心奪われず
    奉仕して生きる
      我が人生に誇りを持つべし

『真実の光・神示 平成17年版』180ページ(中略あり)