No. 1326

一人親でも不安はない!
正しい関わり方をつかんで
(山形県HK/40代女性/教育サービス業)

20代の頃から患っている心の病。そんな中で出会った夫はとても頼もしく、「仕合せにしてほしい」と願って結婚しました。ところが、しばらくして心が通わなくなり、離婚。当時3歳の息子と実家に戻りました。 

実家の両親や姉は、本当に温かく迎えてくれました。ただ、息子は、こども園に行くのを嫌がるのです。以前と同じ園なのになぜ? だましだまし通わせましたが、ついに完全な登園拒否。しかも、「発達障害かもしれない」と診断されました。 

欠けていたのは「寄り添う心」

何度も何度も、偉光会館へ通いました。神殿では、つらい気持ちがあふれ出します。教務相談も受けました。そこで初めて知った、母としての私の役目。それは、「心に寄り添う」ことでした。その役割を果たせるのは私しかいない…とも感じたのです。 

「心に寄り添う」。そもそも夫にできていなかったことでした。息子にも「何で園に行かないの?」「何が嫌なの?」と問い詰めてばかり。息子にしてみれば、パパが急にいなくなったことで、「ママもどこかに行ってしまうのでは」と不安だったはず…。まずは子供の心が安心するような触れ合いをしよう。「早く登園させなきゃ」と焦る心が消えていきました。 

そこからの1年間、息子は、家族以外の人と過ごそうとはしませんでした。家族の協力を得て、仕事を調整しながら、寄り添って寄り添って、息子に愛をフル充電。その頃、不思議と療育施設に空きが出て、通うことに。出会いにも恵まれ、少しずつ、私と離れても泣かずに楽しく行くようになったのです。 

息子と共に親の私も成長

4月に小1になった息子。しばらくは付き添って登校していたものの、仲の良いお友達もでき、「迎えに来なくていいよ」と。夜、一緒にお風呂に入ると、楽しそうに話を聞かせてくれます。支援級に通っていますが、言葉が豊富で、友達のことをよく見ていて、話を聞いている私も楽しいです。 

息子の成長の一つ一つに、涙が出るほど感動しています。同時に感じる、私自身の心の成長。心の病がひどいときは、感情のコントロールができなかったのに、今は、気持ちが揺れても祈願するとすっと流れ、平常心に戻るスピードが早いのです。 

毎日、「喜びの声」を読む中で得た大きな気付き。逃げ癖があり、つらくなると、すぐ人に頼っていた私。半面、人にものすごく心を閉ざしていた私。そんな私が「人と向き合う」「チャレンジする」ことができるようになっています。学習塾の仕事では、責任者の立場を頂きました。クレーム対応も多いですが、保護者側と先生側、両方の気持ちを考えながら一生懸命関わっていると、相手も落ち着き、次からは「あなたと話がしたくて」と電話を頂くこともあります。

家族と歩む仕合せな一年

形の面でも、心の面でも、たくさん神のご守護を頂いた一年。今年は家族みんなで神総本部参拝がかない、秋には息子の「三立の儀」(七五三)も。心からの感謝をお届けしました。

誰かに「仕合せにしてほしい」ではなく、「私が家族を仕合せにできる関わり」を。今、気持ちが大きく変化しています。

心(運命実体)で生きる人間は 「教え」のある家庭に身(人生)を置くことで
    実体は修正され 運命が導く人生を手にできる
 家庭の姿(真実)を知って 親子で会話を楽しむ心を持つべし
 ――家族それぞれ あるべき立場を守って生活する――
 この思いを 互いに欠かさず 生活すれば 自然と思いは重なり 魂安らぐ家と成る

心(運命実体)で生きる人間は
  「教え」のある家庭に
      身(人生)を置くことで
   実体は修正され
     運命が導く人生を手にできる
 家庭の姿(真実)を知って
   親子で会話を楽しむ心を持つべし
 ――家族それぞれ
    あるべき立場を守って
            生活する――
 この思いを 互いに欠かさず
            生活すれば
    自然と思いは重なり
          魂安らぐ家と成る

『真実の光・神示 平成29年版』118ページ