No. 1324

がんの治療を続けて約30年
不思議と効果が上がる今
(新潟県YA/70代女性/無職)

人生の歯車が狂ってしまったのは、15歳ごろからでしょうか。不安障害になり、勉強が手に付かなくなって、受験に失敗。2年間、病院に通いました。 

英語を使う仕事をしたいという夢も諦めざるを得ず、市役所に就職。30歳の時、信者になりました。神の教えで「感謝心いっぱいの自分になること」と学びましたが、それが薄いな…と感じてはいました。 

治療が順調ではないのはなぜ?

その後、40代で乳がんに…。既にステージⅢb。手術をして復職できたものの、窓際族のような扱いを受けていた時期もあり、不満が積もっていったのです。 

それでも、60歳手前まで働いて退職。その後、同居の弟と心が通わなくなり、がん治療もしながら、3年ほど心療内科への通院を余儀なくされました。しかも、70歳の頃には、抗がん剤を長年使用し続けたことにより、薬の効果が出なくなってしまったのです。がんは骨に転移。運よく新しい治療法が見つかり、治療できることになりましたが、それには強い副作用を覚悟しなければなりませんでした。 

心の気付きと連動して、体も…

治療法がなくなれば、私の命も消える。生きるか死ぬかの状態で、心は不安でいっぱいでした。 

ようやく心に入ってきた神の教え。病の原因をつくり出していた自分の心を、突き詰めて考えるようになったのです。周りの人に支えてもらわなければ、何もできない今の私。「人は一人では生きていけない」と学んでいたのに、小学生の頃から「私はみんなより能力がある」と錯覚して、人との和合が保てていなかった…。そんな姿が少しずつ見えてきました。 

家族にも同様でした。私は5人きょうだいの一番上。同居の弟とは9歳離れていて、「これといった会話もないから」と無関心。でも、弟は私の通院に、嫌な顔一つせず付き添ってくれます。その感謝をたっぷり伝えていきました。すると、ほとんど話をしない弟が、時に、過去の出来事などを話してくれたりするのです。不思議なことに、家での人間関係が滑らかになってくると、家の外でも、人の輪の中に抵抗なく入れる自分がいて、うれしい変化を感じています。 

こうした日々と連動して、今、何と治療効果がどんどん上がっています。進行がんの私が、こんなに長く生きていられるのは、現代医療のおかげもありますが、神のご守護が何より大きいです。そんな中で提案していただいた薬は、乳がん患者のごく一部にしか効かないもの。「この治療で亡くなる人もいる」とのことでしたが、不思議と私の体には合っていて、消えたがんもあるのです。心療内科にも、もう行くことはないと思います。大きな神のご守護の中で、心が明るく、強く変わっていくのを感じています。 

「真理」を学び 「心(人生)」に生かすべし
 生かすほどに 気持ちはゆったり流れ 今あることに感謝が持てる
心の健康――今に満足 きょうに感謝して 全ての出会いに奉仕する人の心(姿)を申す
 「運命」に重なる心の動きが 真の健康を生むのである

「真理」を学び
     「心(人生)」に生かすべし
 生かすほどに
   気持ちはゆったり流れ
      今あることに感謝が持てる
心の健康――
  今に満足 きょうに感謝して
   全ての出会いに奉仕する
         人の心(姿)を申す
 「運命」に重なる心の動きが
       真の健康を生むのである

『真実の光・神示 平成24年版』117ページ