No. 1325

がんだったら…と不安な心
「内省」で人生が上向きに
(佐賀県YM/80代女性/無職)

このところ、立て続けに2人の知人から、皮膚がんになった話を聞きました。「皮膚に黒い斑点ができるのね…」などと思っておりましたが、ある日、ふと自分の腕を見ると、黒い斑点が。いつできたものかさっぱり分からず、じっと眺めてみたものの、ほくろなのか、がんなのか分かりません。心とは弱いもので、途端に不安になり、眠れなくなってしまいました。 

すぐ病院に行くと、大病院を紹介されました。そこで精密検査をして、結果が出るまでの数週間…、本当に長く感じました。でも、この時の過ごし方が、その後の私の日常を大きく変えたのです。 

気付きもしなかった「自分軸」

我が家はおじが胃がんだったため、胃には注意していたつもりです。でも、がんにならないために、本当に注意しておかなければいけなかったこと。そこに、神の教えで気付くことができました。 

信者として40年以上歩んできた私は、教えを学ぶ中で、「強過ぎる自分の性格」は分かっておりました。しかし、なかなか直せないのが性格というもの。そのままにして生きてまいりました。 

その結果、いつしか「自分軸」で生きる人生になっていたのです。既に夫を亡くした私にとって、頼れるのは娘や息子夫婦。いつも「お母さんはこうしたいから、こうしてほしいの」と、してもらいたいことばかり伝えていました。子供の気持ちも考えずに…。病を引き込む不健康な心の動きだったと、反省いたしました。

優しく生きることを目標に

検査結果を聞く日は、嫁が付き添ってくれて安心感でいっぱい。斑点の方も異常はなく、神にも即、感謝を…。でも、「良かった」「ありがたい」。これだけで終わらせてはいけないと強く感じたのです。 

自分軸ではなく、「相手軸」で。子供たちに何か頼むにも、まず都合を考えてから、自分の思いを伝えるようにしております。すると、子供の方から「これしようか?」と声を掛けてくれるようになり、今まで以上に優しさが心に染みてくるのです。 

これからの人生、もっと優しく生きたいと心底思います。そのためにも祈願が欠かせません。そうしていると、出先でも、「お先にどうぞ」「ありがとうございます」などと、どなたとも気持ちよくやりとりできる私がおります。80歳を過ぎても、こうして神の教えで心が変わり、日常もより仕合せになっていく…、そのありがたさと素晴らしさを感じる毎日です。 

心(運命実体)で生きる人間は 「実体」を高めるほどに
    「運命」に守られた人生が歩める
「運命」に導かれる人の心は安定し 「道」欠く心の動きを取らない
「教え」に「人生」の気付きを得て 人との出会いを大切にするほど
    人の実体は引き上げられて 真の健康を手にできる

心(運命実体)で生きる人間は
 「実体」を高めるほどに
   「運命」に守られた人生が歩める
「運命」に導かれる人の心は安定し
    「道」欠く心の動きを取らない
「教え」に「人生」の気付きを得て
   人との出会いを大切にするほど
  人の実体は引き上げられて
        真の健康を手にできる

『真実の光・神示 令和3年版』93ページ(中略あり)