No. 1320

「十教訓」を心に留めて…
神が私に下さった不思議
(横浜市TK/60代男性/会社役員)

私が教会に出会ったのは43年前、大学生の時でした。お付き合いしていた彼女のお母さまに連れていかれた…というのが、正直なところです。そもそも神という存在に意識がなかった私は、神を信じられないまま、在籍。ただ、供丸斎先生や供丸姫先生には、理屈ではない、引き付けられるものがあったことを覚えています。 

やがて彼女と結婚。当時は神頼みだけの信者でしたが、教会の十教訓の一つである、「肉親 身内 近所同士は 和合せよ 和合に努めよ」という言葉は、常に頭の中にありました。妻の家族がまさにそういう生き方をしていて、「神の教えに生きるというのは、すてきなんだな」とも感じたのです。 

神の教えで見えてきた自分の姿

そのうち、自分でも気付かない変化が出てきました。それは、「自分自身を客観的に知る」ところから始まったのです。

やや傲慢(ごうまん)で「教わる」ことが嫌い。学生の頃から、何でも自分で調べて解決。学校の三者面談なども断っていたほどでした。やがて、希望の会社に就職したものの、自分で得られる知識には限界があり、面白さを感じられずにいました。その時、神様は、私を見捨てないどころか、素晴らしい人生を授けてくださったのです。 

和合する生き方がつかめて

妻や妻の家族と触れる中、「自分も人の話を聞かなきゃな」「もっと出会いを大切にしよう」という気持ちに…。その頃、人事異動があり、とあるプロジェクトの一員になりました。本当は別の社員が加わるはずでしたが、その方が忙し過ぎたので、私にお鉢が回ってきたのでした。 

プロジェクト内では日々、意見がぶつかることが起きてきます。自分の考えを押し通すこともできなくはないけれど、相手の話を聞いてみる。自分の考えは5割6割…、そんな感覚でいる方が、不思議と意見がまとまり、全体で前に進めるのです。「これこそ和合」と得心しました。 

上司、同僚、後輩にも恵まれ、「周りに成長させてもらっている」という初めての実感。そのプロジェクトは自己増殖するように大きくなり、その後の派生業務も含め大成功。業界としての考えを大きく転換する一大プロジェクトになったのです。いつしか私は、その道の第一人者として一目置かれる存在になり、後の30年の会社人生をも大きく変えました。 

今年の3月で役員を退職し、現在は子会社の社長の立場を頂いています。今も心に留めているのは「和合」。みんなが言うことを聞いてくれる立場ゆえ、「部下からいかに話をしてもらえるか」を考えながら、関わっています。神の教えが欠かせません。 

味わっている仕合せを子孫へと

人生においては、その時の心の動きで、右か左かを決めて進むわけですが、振り返れば、自分でも驚くほど、その選択が的を射ていることに感謝するばかりです。これこそが、見えない神の力のなせる技なのでしょう。この仕合せな人生、生き方を、子供や孫たちに残していくことが私の目標。ますます心磨きに努める所存です。 

仕事 ――出会いを生かす―― 我が「心(運命)」を人に奉仕する
 自然と縁ある人が集まり 心重なり合って 仕事が形となるのである
「真理」を学び 生き方に表すのである
人は皆 神の手の中 世に役立つ「力(運命)」を与えられて この世に誕生している
 その「力(存在)」を生かせたときに 人は皆 「生きる」喜びを体験できる

仕事 ――出会いを生かす――
  我が「心(運命)」を人に奉仕する
 自然と縁ある人が集まり
    心重なり合って
       仕事が形となるのである
「真理」を学び 生き方に表すのである
人は皆 神の手の中
   世に役立つ「力(運命)」を
            与えられて
        この世に誕生している
 その「力(存在)」を生かせたときに
    人は皆
     「生きる」喜びを体験できる

『真実の光・神示 平成22年版』158ページ(中略あり)