No. 1260

一人が好きだった私が
人と関わることが喜びに
(北海道KN/70代女性/無職)

行動力がある分、何でも一人で決める私。人嫌いではないけれど、人間関係が煩わしく、ほどほどの距離感が心地よいと思っていました。今が楽しければそれで良く、思いどおりに生きてきた人生。それが、30代になると、「何が正しくて、何が間違っているのか?」迷うことも増えました。「正しい方向を教えてくれる人がいたらいいな」と思っていた時、この神を知ったのです。 

学ぶ視点が変わり大きな変化が

「人としての正しい生き方」を教えてくれるのが神の教え。人と関わらない私の生き方が間違っている…と分かっても、すぐには変われませんでした。私が働く職場は、女性ばかりということもあり、華やかな半面、もめ事や陰口もいっぱい。ますます人との距離を取りました。深入りしないことで、自分を守ろうとしていたのです。 

ところが、繰り返し学ぶうちに、「見えなかった自分」が見えてきました。あっさりしている性格と思っていましたが、本当は、人の言動が気になり、こだわっていた私。他人の事情や気持ちに無関心のまま、相手を責めていたことが、自分の心を苦しめる原因になっていたのです。

人の言葉や態度の奥には、必ず「心」がある。これも、教えを学んで気付いたことです。嫌な出来事があっても、「みんないろんなことを抱えて生きているんだな」などと、相手の思いを考えるようになったことは、大きな変化でした。おかげで職場では長く、楽しく働かせていただき、その後は母と二人暮らしになりました。

家族の縁も深まって

母は90歳を前に体が弱っていき、自宅での介護へ。おちゃめで、何かするたび「ありがとう」「あなたに感謝状をあげます」と言うので、いとおしく感じました。そんな母との二人の生活。でも、私には本当に縁を深めなければならない相手がいました。

それは、兄です。会えばケンカばかりで、自然と疎遠に…。そんな中、母が脳梗塞で倒れました。その時、神示教会の職員に「お兄さんには知らせたのですか」と言われてハッとしたのです。私だけの母じゃない。兄妹二人にとっての母だったと…。思い切って連絡したことから、兄と心が通い始めました。

3年前に北海道旭川偉光会館が開所してからは、3人で参拝へ。兄が押す車椅子に乗った母は、「兄さん、変わったよね」と。その言葉には涙が出ました。私たち兄妹の縁が深まるのを見届けるかのように…、しばらくして母は旅立ちました。

母亡き後、兄やその子供たちとも縁を深めることができています。それも神の教えがあるからこそ。悟りの遅い私でも、ここまで神が心を育ててくださっていると思うと、ただただ感謝です。神と出会えたことで、私の人生はここまで変われました。

「教え」に悟りを深め 家族・縁者 友人・知人に 「真理」で関わる意識を持つ
 自然と 相手の気持ちが感じられ 出会いを深める心が動く
 この出会いが 重なり 増えるほど 「奉仕」の心が身に付いてゆく
 「運命」に重なる「人たる人の心」の人(存在)と成る

「教え」に悟りを深め
 家族・縁者 友人・知人に
     「真理」で関わる意識を持つ
 自然と 相手の気持ちが感じられ
       出会いを深める心が動く
 この出会いが 重なり 増えるほど
    「奉仕」の心が身に付いてゆく
 「運命」に重なる
    「人たる人の心」の
          人(存在)と成る

『真実の光・神示 令和4年版』131ページ