No. 1272

「逃げたい心」に気付いて
仕事に向き合っていくと…
(宮城県HO/50代女性/サービス業)

長年勤務している職場で人事異動があり、事務系の仕事をしていた私が、現場の責任者に。今までの業務とは一変し、機械操作に加え、クレーム対応、そして部下の指導。膨大な勉強をすることになったのです。 

中でも、クレーム対応は休憩中も関係なくあり、お客さまからもろに怒りをぶつけられ、心が震える毎日。しかも内容は、その日、その時によって違います。神に「助けてください」とその都度、祈願。異動になった葛藤を半年以上抱えていました。 

自分の性格傾向を見詰めて

そんな時、勉強会で「性格傾向」の話を聞いて、初めて自分に当てはめて考えました。そうしたら、自分の心の癖に気付いたのです。嫌なことがあると気持ちが逃げてしまう…、私はそんな人間だと! 

ハッとしました。そして、逃げない、隠れない、「向き合う」と決めました。「助けてください」ばかりだった祈願も、「逃げたい心が出てしまいますが、前向きに頑張りたいです」と変わっていきました。 

神の応援を頂きながら

向き合うためには、「相手の気持ちが分かりたい」ということも祈願するようになりました。そうやってお客さまの話を伺ううちに、「ああ、こういう思いだったんだ」とか、「こう対応すればいいかも」などと、心の角度が変わる感覚があったのです。 

時には、毅然(きぜん)とした態度でお客さまに注意しなければならないこともありますが、不思議とちゃんと受け止めてくださったり、感情的だった方が穏やかになったり。何より、私自身がビクビクしないで、お客さまとお話しできていることに、「心が守られている」と実感しました。 

私が毎日体感している不思議

かつては「苦手」と思っていたお客さまと、今では笑い合えるまでになり、相手の方から、親しく声を掛けていただくことも増えています。私も、「あの方、最近来られていないな。体調が悪くないといいな」などと気に掛かるように…。そうしたら、その方がふっと来てくれたりして、うれしくなるのです。 

神に心を守っていただいているから、こんな私でも、一つ一つ乗り越えられているのだと思います。心が逃げない不思議を体感している毎日です。

「教え」を学び 「心(実体)」を高める努力をする
 「教え」を学び 気付いた心(思い)を 朝夕祈願に織り込む
 そこに 心は引き上げられる
 心豊かに ゆとりを持って 人との出会いを深めてゆける
 「教え」に生きて 「運命」が引き出されてゆく

「教え」を学び
  「心(実体)」を高める努力をする
 「教え」を学び
   気付いた心(思い)を
         朝夕祈願に織り込む
 そこに 心は引き上げられる
 心豊かに ゆとりを持って
     人との出会いを深めてゆける
 「教え」に生きて
     「運命」が引き出されてゆく

『真実の光・神示 令和4年版』62ページ(中略あり)