No. 1273

うつ病になった私と息子
驚異の回復力はどこから?
(静岡県SM/60代女性/病院受付)

県外で働いていた次男がうつ病になり、我が家に戻ってきました。息子が起きるのは昼過ぎで、私が仕事から帰っても、まだ寝ていることも…。起きていると思ったら、ゲームをしたり、漫画を読んだり。電子タバコなどで、お金もかなり使うようになり、ほとほと困り果てていました。 

どんどん感情が抑えられずに…

息子や夫と何度か話し合ったものの、状況は変わらず、1年がたちました。ある日、クレジットカードの明細を見ていたら、急に腹が立ってきて、大声を出したり、泣いたり。心が苦しく、収まらない不安感。自分でも分からないくらい感情が抑えられなくなったのです。 

その日から、私の顔は暗く、沈んでいたのでしょう。「いつものお母さんじゃない」と心配する息子。安心させようと、適当な理由を付けて、平静を装いました。元気が取りえの私です。職場でも、暗い顔をしてはいけないと、必死に明るく振る舞う毎日。でも、心の中は、息子のことだけでなく、物事全てをネガティブにしか捉えられなくなっていたのです。耐えかねて、息子が通うメンタルクリニックに行くと、「軽いうつ病」と診断されました。 

初めて気付いた我が子の気持ち

今、何か気付かなければならないことがある。心が安定しているときは、勉強会に行きました。そんなある日、「そうだ、私は息子と同じ病気。こんなにつらいんだ」と、初めて気付いたのです。

それまで私の中には、病気になった人を見下げる、差別する。そんな心がありました。だから、息子にも「片付けなさい!」などとガンガン叱る繰り返し。私がしなければならなかったのは、まずは息子の心に寄り添うことだったのです。

神の教えで家族に向き合う

「子供のことは夫婦で」とも学んでいますが、重なっていなかった私たち夫婦の心。夫は次男を注意せず、何かあると私に全部言わせるので、イライラしながら、一人で頑張り過ぎていました。こういうところも、私の修正点でした。

夫に相談したり、息子の話をじっくり聞いたり。教務相談も活用する中で、うそのように心が軽くなっていました。私だって無駄遣いをしていたなあ…と新たな反省点にも気付いて、息子を責める心は消えたのです。それを夫に話したら、「良かったね」と。しかも、「神の教えはすごいね! たくさん気付けることがある」と、夫が自分から勉強会に行き始めたのです。 

私たちが変わってきたら、息子が素直に気持ちを打ち明けてくれるようになり、以前の状態に戻りつつある今。私の体調も同じように回復して、心が負の方向に全く動かなくなりました。これには医師も、「たった2カ月でこんなに元気になるとは…」とビックリしています。自分ではどうにもできなかった心。それをしっかりとお守りくださっている神に深く感謝しています。

「教え」を学び 「真理」が悟れると 人は環境に調和した心の動きを取る
真実の「健康」は
    実体を共有する家族の心(運命)が重なり 補い合う家庭に生(な)る
真実「健康」の真理を知って 今こそ「教え」に生きる家庭をつくる時(時代)
 病気にならない心の姿を知って 「教え」を心(人生)の支えに「生きる」人であれ

「教え」を学び 「真理」が悟れると
  人は環境に調和した心の動きを取る
真実の「健康」は
 実体を共有する家族の心(運命)が
     重なり 補い合う
          家庭に生(な)る
真実「健康」の真理を知って
 今こそ「教え」に生きる
       家庭をつくる時(時代)
 病気にならない心の姿を知って
  「教え」を心(人生)の支えに
         「生きる」人であれ

『真実の光・神示 平成30年版』15ページ(中略あり)