No. 1244

「夫の笑顔は本物?」
小さな気付きから人生好転
(福島県YI/50代女性/看護師)

看護師の私が、個人の小さなクリニックで働き始めて30年。「先生と奥さまからの信頼も厚い」と自負しておりました。ところが、昨年あたりから同僚の勤務態度に疑問が生まれ、辞めたいと思うように…。

その疑問は口にしなくても、心の中で不平、不満へと変わっていきました。その頃から胃が痛み、吐血し、腎臓の方も異常値が出てしまったのです。

夫婦仲は良くても…

教務相談で、職員に「ご主人とはどうですか? ご家族とは?」と聞かれ、「問題ありません」と答えると、「家の中での自分を振り返るといいですよ」と。仲は良いんだけどなあ…と思いながら、自分の言動と夫の態度に着目することにしました。

私に何を言われても、ニコニコしている夫。「さて、この笑顔は本物か?」と思い始めました。なぜなら私は、おかずを残す夫に「何で食べないの? 結婚して痩せたって言われたら嫌なんだけど」などと、ひどいことを言っていたのです。

相手の思いを感じて触れる

夫と結婚したのは8年前。私は再婚で、2人の息子がいますが、夫は我が子のように接してくれます。暑い日も寒い日も、バイクで配達の仕事を頑張っています。疲れから食欲がなくなるのも無理はないのに、ねぎらいもせず、油物の料理を出していた私。申し訳なさでいっぱいになりました。

夫に「これからは、あなたが食べたくなるメニューを考えるね。今までごめんなさい」と謝りました。夫はニコニコ。「本心からの笑顔だ」そう思いました。

不思議なことに、その日を境に体調が良くなり、精密検査の結果も異常なし。仕事の悩みまでなくなりました。「おかしい」と思っていた同僚のことを、「何か不安なことがあって、仕事ができないのかな?」と、相手の身になって考えるようになったのです。声を掛けると「採血が苦手で…」と相談され、そこから関係も好転。先生からは、「いつも、みんなをまとめてくれてありがとう。ずっと頼りにしてます」と言われ、涙が出ました。

神に出会えたからこそ得た喜び

「夫の笑顔は本物?」という、小さな気付きから見詰め直した「家庭」。夫とは、今まで以上に本音の会話ができるようになり、「家庭ってこんなに温かいんだ」という思いが込み上げてきます。物心ついた時には親が蒸発し、家庭の温かさを味わえなかった私にとっては、生まれて初めての感覚です。そんな中で、「健康」も「仕事」も次々好転。神の教えの奥深さを、神が下さっている奇跡の大きさを、強く強く感じています。

二人の縁を深める極意を教えん
 ――「心(思い)」を愛語に乗せて 「まこと(情愛)」を語る――
 心(感情)の調和が取れるほど 「真実の愛」が我が家を包む
 「六つの花」を咲かせる家庭の姿(心)が ここにある

二人の縁を深める極意を教えん
 ――「心(思い)」を愛語に乗せて
    「まこと(情愛)」を語る――
 心(感情)の調和が取れるほど
     「真実の愛」が我が家を包む
 「六つの花」を咲かせる
         家庭の姿(心)が
             ここにある

『真実の光・神示 平成25年版』94ページ(中略あり)

※六つの花びら;神が人としての仕合せを六つの花びらに例えてお教えくださった、基本真理の一つ。夫・妻、男女の子供、健康、職業、生活、希望の六つに恵まれることが、人としての仕合せなのです。六つの花びらは、順にかなっていきます。夫婦が仲良く暮らすと、親子の仲も良くなります。そのような家庭を築けると、健康に恵まれ、人の役に立とうという意欲も枯れません。社会で活躍できるので、生活に困ることもなく、大きな希望を持って人生を歩めます。詳しくは『生命の歩み』84ページで確認しましょう。