No. 1234

社会人3年目で感じた焦り
その奥にあった本心は…?
(埼玉県MA/20代女性/ソーシャルワーカー)

「もう3年目になるんだから、自覚を持って」「これくらいできないとね」。ソーシャルワーカーとして働き始めて2年がたち、上司や先輩方からそう言われることが増えました。そのたびに、「先輩方のようにならなければ」「即戦力になれるように努力しなければ」と、心に力が入りました。 

失敗して叱られることを恐れながら、日々の業務に追われ、プレッシャーに押しつぶされそうな心。今年に入ると胃腸炎になったり、動悸(どうき)や焦燥感に襲われたり。これ以上は付いていけない気がして、退職届を書こうかと悩んでいました。 

表面上は頑張っていても…

そんな中、研修で2カ所の事業所に行くことに。厳しい指摘は、研修先に行っても受けました。この時私は、心に充満していたある感情に、初めて気付いたのです。厳しく注意されようが、体調が不安定であろうが「頑張っている」、と思っていた自分。けれど、それは表面上で、心の奥には「不平、不満」を抱えていたのです。 

勉強会で「仕事にはとことん打ち込む」と学んだことが、大きかったです。なぜなら私は、「合わなければ他の仕事を探せばいい」と思っていたから…。そんな中途半端な気持ちは捨てて、正社員として働かせていただく以上、会社にたくさん求められる自分にならなくてはと、“冷静に”なりました。不満よりも、順応しようとする心になっていったのです。

前向きな心で体も元気に

両親の存在にも救われました。研修中に熱中症になったり、転んでけがをしたりした時、両親からは「焦る気持ちが出ていたんじゃないかな?」などと少々厳しい指摘。私を応援してくれる愛だと思え、頑張る意欲が湧いてきました。 

研修を終えた今、先輩に指摘されても、前向きに改善に努めていく、そういう「心」が持てています。利用者さんとのやりとりでも、「気持ちに寄り添えるように…」と祈願して関わる中、今まで以上に感じる仕事のやりがい。前向きになった心と連動するかのように、体調を崩すこともほとんどなくなりました。私の中には、「3年目だから」という焦りはなく、「目の前のことに丁寧に取り組んでいけば大丈夫」とどっしり構える心が生まれています。

――今なすべきことに心尽くして生きる――
 そこに自然と 夢 生きがいが持てる
    生きる自信も生まれるのである
 まずは感謝―― 全てを受け入れ 感謝 感謝の心で生きる
 そこに 仕合せの芽は育つのである

――今なすべきことに
        心尽くして生きる――
 そこに自然と 夢 生きがいが持てる
    生きる自信も生まれるのである
 まずは感謝――
    全てを受け入れ
       感謝 感謝の心で生きる
 そこに 仕合せの芽は育つのである

『真実の光・神示 平成15年版』26ページ(中略あり)