去年、5歳の長女が小児ぜんそくを発症しました。一晩中せき込み、あまりに苦しそうな娘…。初めてのことにどうしたらいいか分からず、オロオロするばかりでした。
もともと心配性な性格の私です。負のループに陥っていきました。「何でこんなことに?」「このまま治らなかったらどうしよう…」。食欲がなくなり、体重も減り、娘と一緒に病んでいってしまったのです。
心を健康にしていくために
「信者心の基勉強会 健康編」を学んだ時に聞いた、「体の健康の前に、心の健康がまず大事」というフレーズ。とても心に残りました。私の心は、全くもって「健康」と言える状態ではなかったからです。
不安なこと、心配なこと。夫に話しているようで、奥底にある本心は隠していることに気付きました。不安の先にある、「夫に受け止めてもらえるかな」という不安…。夫には、それもひっくるめて伝えていこうと決めたのです。
「自分から聞いていこう」と
実は、もう一つ心に引っ掛かることがありました。夫は優しい人で、言葉も120%良いことしか言いません。その分、本音が見えないのです。夫に「それでいいよ」「大丈夫だよ」と言われた時、私の心には「本当はどうなの?」と疑問が湧いてきます。この心も、まさに不健康だったのです。
「夫の本音は私から聞いていけばいい」と切り替えられたのは、大きかったです。ある真冬の日、夫が気を回して子供をお風呂に入れてくれました。「シャワーで済ませた」と言う夫に、私が返した言葉は、「え、こんな寒い日にシャワーだけ?」。
夫は「ごめんね」と謝りましたが、それに対して「ありがとう」一つも言わずに夫を責める私の行動ってどうなんだろう。夫に声を掛けると、「せっかく入れたのに…」と残念に思った気持ちを話してくれました。初めて聞く夫の本音でした。
「ごめんね。寒い日だったから、心配だったんだ」私も、そうした本音を伝えています。その時の心は、不安も我慢も疑問もなく、とても安定していると気付きました。
我が家にとって必要な出来事に
ある日、娘を連れて救急病院に行った時、偶然、呼吸器専門の医師との出会いがあり、その先生の所に通院するように。娘にぴったり合った治療が受けられて、今、症状が一気に軽くなっています。時に発作が起きても、以前と違って心が大きく揺れないし、夫も子供に優しく声を掛けてくれているので、安心感が膨らみます。
夫は私に「前より話しやすくなった」「話していて楽しい」と言ってくれます。それも夫の本音かなと思うと、うれしいです。振り返ればつらく大変な一年でしたが、我が家にとって必要な出来事であり、仕合せへと大きく前進できた一年でした。そう思えることにも感謝です。
――仕合せの基は 和のある家庭――
思い(愛)を家族につなぐ信者を目指せよ
和心が二人の出会いをますます深め 「仕合せ」の輪が広がってゆく
真の「健康」手にする極意に通じる
――仕合せの基は 和のある家庭――
思い(愛)を家族につなぐ
信者を目指せよ
和心が二人の出会いをますます深め
「仕合せ」の輪が広がってゆく
真の「健康」手にする極意に通じる
『真実の光・神示 平成23年版』115ページ(中略あり)