20年ほど前から、長男の家庭のことでは悩みが絶えません。意を決して教務相談に入ると、「あなたたち夫婦が仲良く暮らせば、周りが変わってきます」と言われました。不思議な話だなあと思いましたが、職員はキッパリ。その力強さに「私たちの問題なのか」と初めて気が付いたのです。
仕方なく…と思っていたけれど
結婚して52年たちますが、夫は驚くほど無口で、何か相談して「うん」と返ってくればいい方です。だから、家のことも子供のことも、私が全て一人でやってきました。分、立場を越えているのは分かっています。でも、そうしないと家の中が回らないのです。
無口な夫。裏を返せば…。私に文句も言わずに、家族のために頑張ってくれた夫。そこに感謝もなかった私。三十何年も神の教えを学んできて、何をやっていたのだろうと恥ずかしくなりました。今、それを正直に認めなければ。「このままでは、息子たちがふびんでならない。救ってほしい」これが私の原動力になったのです。
悪かった部分を素直に認めて
夫に「今までごめんなさい。感謝が足りなかった」と伝えたものの、無反応。でも、そこからの毎日は確実に変わっていきました。一方通行だった会話が双方向に。「何か言っても、どうせ俺の意見は通らない。だから言わなかった」とつい最近、打ち明けてもくれました。
夫は「言わなかった」のではなく、「ずっと言えなかった」。猛省した時、これまでにない感覚が生まれました。“頼る”。「私一人だと苦しいから、一緒にやって」と頼むと、「おう」と言ってくれたのです。一人だと不安だらけだったのに、夫が隣にいるだけで、安心感でいっぱい。夫が「頼れる人」に変わっていきました。
根こそぎ救っていただくために
かつて私に、「親だからって思いを強引に押し付けてくるのが嫌」と言い放った息子。今、電話やメールで気持ちを伝えてくれるようになりました。息子に、「神への祈願の仕方、これで間違っていないか」と聞かれた時は、息子なりに精いっぱい神を求めているのだと、熱いものが込み上げてきました。
「私たち夫婦が仲良く暮らせば、周りが変わってくる」教務相談で言われたことは、不思議でも何でもなく、真理。神は「根こそぎ救う」と言われますが、私自身が真剣に救いを求めなければ、何も始まらないことも、あらためて痛感した次第です。家族の心が重なってきた実感とともに、根こそぎ救おうとしてくださる神の愛を感じています。
実体を正すために 信者は家族で「教え」を学び
家庭の中での立場と任 それぞれの「あるべき姿」を知って
正しい関わりを深めることが必要
「教え」が家族の心を一つに重ね 支え 補い合って「生きる」心(愛情)を強くする
実体を正すために
信者は家族で「教え」を学び
家庭の中での立場と任
それぞれの「あるべき姿」を
知って
正しい関わりを深めることが必要
「教え」が家族の心を一つに重ね
支え 補い合って
「生きる」心(愛情)を強くする
『真実の光・神示 令和2年版』15ページ(中略あり)