No. 1151

「あと2点」の不合格から
しっかり根付いた私の職員心

奉職して2年が過ぎた頃、「国内旅行業務取扱管理者試験」を受けることになりました。合格すれば、神総本部参拝の受け付けをする際に役に立ちます。合格に向けて猛勉強が始まりました。 

一人で頑張るのではなく… 

ところが、結果は不合格。しかも合格まであと2点…。来年こそは絶対受かる! 奮起した私は、点が取れなかったところを重点的に勉強し始めました。 

そんな私に、当時の館長が声を掛けてくれました。「自力で受かろうとしてない?」「この資格は、神示教会が信者さん方々のために必要としている資格ですよ」。ハッとしました。 

私は、「勉強すれば試験に受かる」という気持ちだけで、一人でがむしゃらに努力していたのです。何より必要なのは、「信者さんのお役に立ちたい」という心。職員としての原点に戻れました。「神の応援を頂きながら頑張る!」。その日から、一日も欠かすことなく、お役に立てる自分になれるように祈願し、勉強に励んでいきました。 

神の手の中、全てがスムーズに 

私は昔から環境の変化に弱く、試験や旅行の前日には必ず体調を崩していました。ところが、今回の試験は全く違い、万全の体調で迎えられました。しかも、前回は、試験当日が台風の通過直後だったのに、今回は打って変わって上天気。「まるで、自然も応援してくれているよう」そんな気持ちにさえなったのです。 

合格発表で自分の番号を見つけた時、すぐに御礼の祈願をしました。信者の皆さまのお役に立てる資格を取れた感謝。試験までの間、先輩職員や家族など、数えきれないほどの人に支えてもらった感謝。今まで「一人頑張り」をしてきた私の心に、“感謝のスペース”が生まれ、心の幅が広がったのです。 

味わったからこそ伝えられる! 

私が赴任している長崎からの神総本部参拝は、一日がかりです。「不安なく、ご家族と参加していただけるように」「真実の光会館で、心行くまで参拝していただけるように」そんな思いを込めて、お一人お一人と触れ合わせていただいています。そうして実際に参加された方が、「神総本部の空気をたっぷり吸ってきました!」「こんなにゆったり参拝できたのは初めて」などと、笑顔で報告してくださることが、私にとっても大きな喜びです。 

「あと2点」での不合格は本当にショックでしたが、その経験が私の職員人生を大きく変えてくれました。神の教えと祈願があれば、つらい出来事も必ず糧にできること。正しく心を向ければ、神は必ず人生を引き上げてくださること。そしてその確信は、今も日々深まっています。私が身をもって味わっている神の実在を、これからも自信を持って信者の皆さまにお伝えしてまいります。