No. 1147

娘を苦しめているのは私?
足元の「夫婦」から固めて
(秋田県MF/50代女性/パート)

専門学校卒業後、希望の会社に就職し、一人暮らしを始めた娘。ところが、数カ月後、体調を崩してしまったのです。突然泣いたり、取り乱したりするようにもなり、休職せざるを得なくなりました。 

娘の話を一生懸命聞いて、アドバイスしても、「お母さんに意見なんか求めてない」「私の頑張りが足りないの?」と返ってきます。我が子を思えば思うほど、気付かないうちに追い詰めていた現実。やがて我が家に帰ってきた娘を「どうにかしないと」。そう思いつつ、「どうしたらいいのか」分かりませんでした。 

教会図書と教務相談で気付きが 

ヒントが欲しくて開いた『理知の真理14』に、本当にヒントがありました。親子の悩みの事例があり、そこに「心の苦しさを理解し、寄り添わなくては、どのような助言も娘の心に届かない」と書かれていたのです。ドキッとしました。 

その後、教務相談を受けると、「夫婦で寄り添うこと」と教わりました。普段は仲良しで、ケンカもしない私と夫。「父ちゃん、何か食べる?」と優しく聞いて、「食べる」と言われたら、「準備するね!」。でも、自分の心の奥の奥には、「何だ、食べるんかい!」と面倒くさがる私が確かにいます。そこに気付いた時、「私って冷たいな」と思ったのです。

これまでの自分を反省する祈願。「出会った頃のように、純粋に夫を大好きになりたい」という本音の祈願。繰り返していたら、自然と変わりました。「本当に私?」と思うほど、食事の準備も心から楽しくできています。 

夫婦関係が変わると親子関係も 

私のご飯を「おいしい」と言わなかった夫が、「母ちゃん、いっつも、いっつも家事をしてくれてありがとうな」と言ってくれました。その言葉は、私には「おいしい」よりうれしかったです。 

夫との心の距離が縮まってきたのと同時に、娘の心も落ち着き始め、気持ちを話してくれるようになりました。それを丸ごと受け止めていく中、娘が「また働きたい」と前向きになったのです。「お父さんとお母さんがデザインの学校に行かせてくれたから、学んだことを生かしたい」と。胸がいっぱいになりました。 

神が私に教えてくださったこと 

娘は再び一人暮らしを始め、楽しそうに働いています。先日は、「上司に『模型を作って』って頼まれた!!」と完成品の写メが届きました。親バカですが、それが上手で! 「あなたは、本当に手先が器用だよね~」と褒めると、大喜びしていました。夫は夫で、毎日仕事から元気に帰宅。「早く家に帰りたいって思うんだー」と言ってくれ、こんなことは結婚して初めてです。 

娘の件を通して、神は「私自身が気付かなければならない部分」を教えてくださったものと思います。これから何があっても、家族で乗り越えていける自信が持てました。

自ら「教え」を学び 身に付け 家族の心を愛でつなぐ努力をする
 自然と家族の会話も増え始め 家庭のあるべき心の姿が見えてくる
 夫婦仲良く 信頼を深める家庭には
    自然と親と子の心が重なり 愛が支える思い(期待)が芽吹いてゆく
「教え」が家族の心をつなぎ 悔いなき人生へと導いてゆく

自ら「教え」を学び 身に付け
   家族の心を愛でつなぐ努力をする
 自然と家族の会話も増え始め
  家庭のあるべき心の姿が見えてくる
 夫婦仲良く 信頼を深める家庭には
  自然と親と子の心が重なり
    愛が支える思い(期待)が
            芽吹いてゆく
「教え」が家族の心をつなぎ
     悔いなき人生へと導いてゆく

『真実の光・神示 平成29年版』28ページ(中略あり)