No. 1144

突然、我が子が意識不明に…
医療ではできない親の関わり
(宮城県SI/70代女性/主婦)

わずか8歳で脳腫瘍を患った息子。18歳で再発したものの、それを乗り越え、マッサージ師として頑張っている自慢の我が子です。その息子が3月、自宅で倒れ、意識不明になってしまったのです。 

教務相談で気付いたことは?

検査の結果、昔の手術の傷が古くなったのが原因と聞きました。とはいえ、当時、手術を担当してくださった医療チームの医師は一人もいません。「何とか救ってほしい」その一心で、夫と偉光会館に駆け込み、教務相談を受けました。 

職員の言葉は、「夫婦二人で寄り添って」。「え、全然できてない」と思いました。というのも、同い年の夫に「一歩譲る」という感覚はなく、口げんかは日常茶飯事だったからです。 

夫は、事故の後遺症で、片足が義足にもかかわらず、地域の役員などを10以上も受けていて多忙です。息子の具合が悪くなっても、私一人で対応せざるを得ないこともあり、「もう少し、子供のために時間つくってよ!」というのが本音だったのです。 

「まず受け止める」を意識して

夫に「『義足なんだから』と言わないでほしい」と言われ、ハッとしました。「義足なんだから」ではなく、「義足で頑張っている夫」。まずそう受け止められたことが、ターニングポイントでした。 

夫や息子を心配するあまり、ストレートに感情をぶつけてきたこの数十年。今こそ、その日々を変える時! 「息子のことが不安で…」と穏やかに伝えると、「一緒に先生の所に行って聞いてみよう」と優しく寄り添ってくれました。「一緒に」。私にはこれが欠けていました。自宅の畑や家事なども、2人で相談して決める中で、気持ちの重なりを感じました。 

身震いするほどのご守護の中に

「夫婦二人で寄り添って」を味わい始めた直後です。一進一退だった息子の状態が落ち着き、集中治療室を出て食事を取り、リハビリへ…と、どんどん回復していったのです。入院して初めて面会に行った日の息子は、スタッフに付き添われながらも一人で歩き、会話もできるほどでした。 

生死の境をさまよっていた状態から、わずか1カ月半で退院。その日の夜、家族3人で食事をしていると、何と夫が涙ぐんでいます。そして「これからは何があっても、3人で話し合って乗り越えていこう」と言うのです。私も夫と同じ気持ちでした。 

医療では説明ができない、身震いするほどのご守護を味わいました。息子の命が救われただけでなく、夫に対しても、神に対しても、自分の心の向け方が大きく変わったのです。「夫婦二人で寄り添って」歩んでいく、これからの人生が楽しみです。

自ら「教え」に気付きを得て 心を正す努力をする
 自然と 言葉や態度に 明るく優しい薫りが漂う
 その時 「心」は「運命」に重なり 信頼し 支え合う気持ちが 家庭に芽吹く
人間は 「運命」の力で 重なり 補い合う環境に 心明るく 強く「生きる」人と成る
 真実「健康」を手にした人の心(姿)が ここにある

自ら「教え」に気付きを得て
         心を正す努力をする
 自然と 言葉や態度に
       明るく優しい薫りが漂う
 その時 「心」は「運命」に重なり
   信頼し 支え合う気持ちが
            家庭に芽吹く
人間は
 「運命」の力で
     重なり 補い合う環境に
  心明るく 強く「生きる」人と成る
 真実「健康」を手にした
     人の心(姿)が ここにある

『真実の光・神示 令和4年版』145ページ