No. 1109

冷えきった心とサヨナラ!
体まで元気になる不思議
(神奈川県AS/50代女性/会社員)

10代でアトピー、30代からは緑内障、慢性の肩凝り…。もうすぐ60才ですが、一つも改善されません。特に緑内障は、右目が徐々に悪化してきて、失明したら…と思うと、不安が押し寄せました。 

家庭内でも、夫となかなか仲良くできず、苦しい毎日です。40代で中途退職してから、定職に就いていない夫。家では常にイライラし、唾を吐き、暴力的になることもあります。半面、優しいところもあり、夫が育てた植物は、本当によく育ちます。なぜ、私にだけ優しくしてくれないのか、理解できなかったのです。 

強過ぎる正義感は「自我」 

今年の「祈願祭」、供丸清先生のお話で「心の冷え」という内容があり、自分のことだとハッとしました。家でも、職場でも、近所でも…、どこへ行ってもムクムク出てくる「批判する心」。例えば、電車内で、大股開きで座る男性を見たりすると、もう駄目です。「足を閉じるという気遣いが、なぜできない?」と心の中で責めてしまうのです。 

「強過ぎる正義感は『自我』」と、勉強会で学んだことを思い出しました。私の心を冷やしていた正体は、「正義感」という仮面を着けた「自我」。夫のことも、「男性が働くのは当たり前なのに」と、心で小ばかにしていました。そうやってあちこちで、冷たい心を出し続けてきたのです。 

「夫を思う」スペースができて

本心から夫に、「ごめんなさい。嫌な思いばっかりさせて」と伝えた…、そのあたりから少しずつ変わり始めました。「夫を思う」という心のコーナーができて、1人で勝手にしていたことも、夫に相談するようになったのです。夫は夫で、手荒れがひどい私のために、手袋の在庫を切らさないように管理してくれるなど、優しくて頼れる夫に大変身。「パパ、本当にすてき!」そんな気持ちを伝えている私がいます。 

最近、スマホの電話帳に、夫の名前を登録し直しました。登録名は「満点パパ」。夫は、「僕は減点パパだよ」などと言っていましたが、その顔は、すごくすごくうれしそうで…。愛情に飢えていたのだな、と感じたのです。 

今まで効かなかった薬が… 

私が夜遅く、仕事から帰った日、夫が目の前まで来て、照れくさそうに「お帰り」と言ってくれました。すぐにピューッと行ってしまいましたが…。結婚して初めてのことだったので驚き、うれしかったです。 

そんな毎日に心はポカポカ、そして今、体までポカポカです。今までは、1年に何回も風邪をひいていましたが、一切それがありません。しかも、薬がよく効いて、右目の視力が上がり、20年以上飲んでいたアトピーの内服薬は、飲まなくても落ち着いているのです。それでも、心の成長はまだまだ道半ば。「心は無限大に強く、大きくなる」と神の教えで学んでいるとおり、さらなる成長を神に誓っています。 

心悲しく つらく―― 心怒(いか)り つらく――
    心乱され 不安になるのは これ心の冷たさにあるのである
相手の気持ち 相手の立場をつかんでごらん
 また つかめるようにと 祈願してごらん
    心ゆったり 温かく 心の芯に安心感が芽吹くはず

心悲しく つらく――
  心怒(いか)り つらく――
     心乱され 不安になるのは
    これ心の冷たさにあるのである
相手の気持ち
     相手の立場をつかんでごらん
 また つかめるようにと
           祈願してごらん
    心ゆったり 温かく
     心の芯に安心感が芽吹くはず

『真実の光・神示 平成15年版』33ページ