新型コロナウイルスの影響で、急に経済が停滞したためか、長年勤務していたタクシー会社から解雇通告を受けました。
家族のため、会社のために頑張ってきたつもりだったので、「まさか自分が」と現実を受け止められず、まさに青天のへきれきでした。
学んで湧いた感謝の気持ち
居たたまれなくなって、夫婦で神の館に救いを求めました。不安な気持ちを神に語っていると、たくさんのお守りを頂きながら、神の教えを学ぶことがおろそかになっていたと気付き、反省しました。
学びの軸と言われる、3部作の書籍を真剣に学び込みました。すると、感謝の足りなかった自分が見えてきたのです。
何より、一番身近な妻への感謝が欠けていました。大病を乗り越え、体がつらいときもあるだろうに、泣き言を言わず、弱音も吐かず、家族を支えてくれました。その姿が見えた時、心からの感謝が湧き上がってきたのです。
真心込めて仕事をした結果…
「人の支えによって今がある」と感じ方が変わると、職場への感謝心も芽生えました。
「なぜこんなことに…」と会社を責めたり、落ち込んだりするのではなく、「残りの期間、自分なりに精いっぱい働かせていただこう」と思ったのです。これまで雇っていただいた感謝と恩返しの一心で、一つ一つの仕事に心を込めて取り組んでいきました。
そのような毎日を過ごしていると、「このままうちの会社で頑張ってほしい」と、何と解雇が取り消しになったのです。解雇通告を受け、どん底にいた自分の心が、こんなにも晴れ晴れとした、明るい心に変わったことに、ただただ感謝しかありません。
教えがあれば大丈夫という自信に
これから何が起きても、それがどんなに大変なことでも、神の教えがあれば必ず乗り越えられると、身をもって実感しています。
そして、心穏やかに暮らしていけるように、神の教えを家族で学び、もっと人柄を磨かなければ…と、心から思うのです。