No. 266

対人関係の苦しみと縁切り
自分の心の変化に驚きが!
(青森県HM/50代男性/介護士)

感染症が拡大し、社会が不安定な中でも、仕事をさせていただける毎日に本当に感謝しています。

人との関わりが苦しくて

以前の私は、人と接することが苦手で、自分から関わろうとしない性格でした。手先が器用で、料理好きだったこともあり、20年以上洋菓子店で働いてきました。黙々とケーキを作る仕事は、人と関わることも少なく、苦労は感じませんでした。

ところが、事情があって転職してからが苦労の連続でした。口うるさい人、細かいことを言う人、いろいろな性格の人に、のまれてばかりの毎日でした。ある日、ついに上司の言うことが素直に聞けず、言い返したことが原因で、解雇になってしまいました。

解決策に気付いて実行!

どうしようもなく落ち込んだ私は、神の館に向かいました。職員と話をする中で、「時と所と立場をわきまえた生き方があること」「仕事は、人のために自分の良さを生かすこと」などが、やっとつかめたのです。

振り返れば、それまで人の話を最後まで聞かず、途中で遮っては「こうではないですか」と言い返していたことにも、ハッと気付きました。「これでは駄目だ!」と反省し、「仕合せの基は和のある家庭」という神の教えを心に留め、常に家族と相談しながら仕事を探すことにしました。

「人に教えていただく姿勢を忘れず、何でもさせてほしい。人のためにお役に立ちたい」と神に毎日語り、人の話を最後まで聞くことにも努めました。

乗り越えて新たな道へ

そのような中で、「介護の仕事で自分の力を生かしたい」という心になりました。学校にひと月ほど通い、人との縁も頂いて、無事、就職できたのです。

あれほど人との関わりが苦手だった自分が、今は自ら人の輪に入り、笑顔で楽しくスタッフや利用者の皆さんと触れ合っています。自分の変わりように驚くと共に、人に役立つ喜びをこんなに味わえる日が来るとは、思ってもみませんでした。

教えで生き方を変えられたことが、本当にありがたいです。これからも、家族と何でも話し合いながら、人のために役立てる自分でありたいです。