No. 263

家族の不和から病が…
神示の音読でつかんだ気付き
(長野県YN/60代女性/主婦)

不安定な心が体に及ぼす影響

夫は、帰宅すると「ただいま」の代わりに何か文句を言う人で、時には長男と取っ組み合いのけんかをするほどでした。

「妻として、母として、柔らかい心で家族に接していかなければ…」と頭で分かっていても、殺伐とした雰囲気に心がのまれていました。次第に、おとなしい次男まで、声を荒らげるようになっていきました。

私はとうとう体調を崩し、メニエール病と診断されました。パニック症状にも陥り、治療を受けることに…。しかし、不思議と冷静に受け止められたのは、日頃から神の教えを学んでいたおかげ…と思いました。

毎日必ず神示に触れると

医師を信頼し、治療に専念するほど、症状が落ち着いてきました。そして、「とにかく神示に触れよう」と決心。毎日、教会図書を読む時間を持つようにしました。すると、それを見ていた次男が、ルーペをプレゼントしてくれたのです。

字が大きく、見やすくなった神示を音読することが日課になりました。何度も繰り返し読むことで、何とも言えない心地良さを味わい、心がすっきりしていったのです。

夫の心を受け止めきれず、責めていた自分の至らなさも見えてきました。不思議と夫の言動にも動揺しなくなり、家族に対して、私ができることは…と考えるようになりました。

人生の終日に残せるものは

まずは「おはよう」「いってらっしゃい」「おやすみ」と大きな声で挨拶することを実践。そのうちに、夫は文句を言わなくなり、帰宅時には、一番に「ただいま」と言うようになったのです。

時に、夫が長男と言い合いになっても、翌日には、何事もなかったように仲良くしています。次男は、小鳥にまで「おはよう。いってきます」と言っています。気が付けば、家族の笑顔がたくさん見られるようになりました。

最近、つくづく人生の終日に何を残せるのか…と考えます。「神の教えを学び、実践しようと努力する姿を、家族の心に残したい」と願っています。