No. 1053

原因不明の痛みがきっかけ
初めて味わう人生の喜び
(千葉県MS/30代女性/無職)

1年ほど前から、突然、顔が痛み始めました。あまりの激痛で、涙が止まらないのです。歯医者で歯の神経を抜いたものの、良くならず…。総合病院で治療しても状況は変わらず、大学病院や専門病院も紹介されましたが、痛みは治まりません。それどころか、薬の副作用で体調を崩し、泣く泣く仕事を辞めることになったのです。

終わりの見えない状況に…

終わりが見えない原因不明の痛み。毎日毎日、生きるのがつらかったです。痛みは見た目には分からないので、誰にも理解してもらえません。家で横になっていると、だらけているように見られ、気持ちが沈みました。距離を取ればイライラすることもないと思い、部屋にこもっていたのです。

ネットで「顔 激痛」などと検索しても原因は分からずじまいで、余計に不安になりました。お医者さんから、「周りの理解を得られず、自ら命を絶つ人もいる」と聞いたのを思い出し、私もそうなったら…とまた不安に。そんなやさぐれた心を母に思い切って話すと、「教会に行こう」と誘ってくれました。

家族に向き合う姿勢を改善

教務相談で、職員に「『どうして理解してくれないの?』って、責める気持ちが良くないのは分かる。でも、どうにもならない自分の心がある」と伝えたら、「その心を神に祈願して守っていただきましょう」とアドバイスしてもらいました。

神の教えを学んでいて、ギクッとしたフレーズは「和のある家庭」。今の私は和を乱しているから…。考えてみれば、痛くても無理して出勤したり、家族とご飯を食べたり。そのたびに「大丈夫」と言い聞かせていたけれど、心は全然大丈夫ではなかったです。もう変に我慢するのはやめて、痛いなら「痛い」と素直に、正直に伝えようと思いました。家族なのだから。

大きな心の変化を感じて

「家族に言っても無駄」。そんな投げやりな気持ちを捨てて、頑張って会話していけば、その心が伝搬するのか、家族も受け止めてくれました。ある時、母が、「自分の娘に原因不明の病気があるのはつらい」と泣いていました。こんなに心配してくれていたんだな。少し前には気付けなかった親の愛。それを感じる私の心は、前より明らかに軽くなっていました。

まだ完治はしておらず、痛む日もあります。でも、それが不安やイライラにつながらず、普通に受け止められているのが、大きな心の変化です。お医者さんは、原因が分からない中でも痛みを取ろうと、私のために親身になって関わってくださいます。だから、私もその思いに応えて、しっかり治療していこうと思うのです。

1年前は後ろに、後ろに下がっていた私の心が、今はどんどん前に進んでいます。肩の力が抜けた感覚があり、30年の人生の中で、初めて自然体で生きられています。

「教え」に気付きを得て 「真理」に生きる家庭を築く努力をする
 自然と 家族の気持ちは一つに重なり 互いに思いを語る会話が増える
 運命に重なる心の動きが取れて 病気 事故・災難が消えてゆく
 家族一人一人の心は常に安定し 不安に迷う思いは起こらない

「教え」に気付きを得て
    「真理」に生きる家庭を築く
             努力をする
 自然と 家族の気持ちは一つに重なり
    互いに思いを語る会話が増える
 運命に重なる心の動きが取れて
    病気 事故・災難が消えてゆく
 家族一人一人の心は常に安定し
     不安に迷う思いは起こらない

令和4年5月23日 信者心の基勉強会健康編