(宮崎県YY/60代女性/主婦)
次男が突然音信不通になったのは6年前。就職試験が実らず、気落ちしていた息子が東京へ戻った直後のことです。LINEは未読のまま、電話もつながりません。「もしものことがあったら…」と心配で、眠れない夜が続きました。
居ても立ってもいられず、息子のアパートを訪ねました。中から物音はするのに、出てきてくれません。会えぬまま帰路に就きましたが、無事に戻ったことをLINEしてみると、「良かった。心配してた」と返信が来たのです。つながった! 細くとも、次男との絆を取り戻せた思いがしました。
課題は見えたものの…
教務相談では、職員に「ご主人に何でも話していますか」と問われました。そもそも私は、人に頼らず一人で頑張ってしまうタイプ。「心配で…」と伝えるたび、「大丈夫だよ」とだけ返す夫に、心を閉ざすばかりでした。
実行したいことを壁に張って祈願。しかし、なかなか夫に本心は言えません。できていない自分にいら立ち、焦り、苦しかったです。追い打ちを掛けるように、次男から「大学を辞める」と連絡が。何かあれば伝えてくれるものの、交流しようとしない息子。このままではいけない。「今こそ変わりたい」と実践を決意。夫と真剣に向き合い、話し合ったのです。
子供への触れ方を夫と見詰めて
「親の会」の行事に出席したり、夫婦で神示を繰り返し読んだりしていきました。そうして見えてきたのは、我が子を信頼していないこと。思えば何事も、本人に思いを聞かずに、親の思う“正当な道”を押し付けてきたのです。子供のためのようで、知らぬうちによそと比べ、自分たちが安心したかったのだと気付きました。
夫婦の心が一つになったら…
夫と話し合い、「既読にならなくても連絡し続けよう」「家族とつながっていることを感じてもらえるように…」「信じて見守っていこう」と決めたのです。夫婦の心が確実に重なっていくのを実感。すると、どんなことも夫に話すだけで安心し、心が楽になるから不思議です。私は、こんなに頼りになる夫を見ようとしていなかったんだ…と反省しました。
そうして昨年、次男から「帰るわ」とLINEが。同居し始めてもうすぐ一年。息子は今、仕事にやりがいを感じ、生き生きとしています。
息子が語ってくれた本音
ある時、次男が、当時の気持ちを打ち明けてくれたのです。自暴自棄になってしまう自分をどうにもできなくて苦しかったと。私たちも、頼ってもらえる親じゃなかったこと、親が決めた道を押し付けてきたことを謝りました。「そんなことないよ」の言葉に、どれほど救われたか知れません。母の日には、「自分が立ち直れたのは、親身になってくれたお母さんのおかげ。掛け替えのない存在」とメッセージが。うれしくて何度も読み返しました。
仕合せを子や孫へつないで
母親としての喜びを味わえるのは、何があっても心を揺らすことなく、支えてくれた夫の存在あればこそ。眠れずにいた夜は、ずっと手を握ってくれ、どんなときも否定せず、優しく受け止めてくれました。「大丈夫だよ」の返事は、心配し過ぎる私の心を大きく包み込む言葉だったと、今は分かります。宮崎偉光会館が開所して3年。思えば、一年、一年と心の持ち方が変わってきました。人と比べることもなく、心がいつも穏やかでいられます。
最近は、長男や長女家族みんなと過ごす機会も増えました。「お母さん、座ってて」と言って、みんなが食後の片付けをしてくれ、聞いたこともなかった仕事の話まで。「本当に子供たちを信じて良かったね」と、夫と語り合っています。この仕合せが、子や孫へつながっていくように、これからも夫婦で心を重ねて歩んでまいります。
夫婦の和心(わごころ)育むところに
その家は栄え
心の道が
広がり 深まってゆくのである
ここに
我が子の心(人生)も守られる
家庭の和は
「人生」導く土台となるもの
ゆえに
「神の教え」軽んじることなく
我が家に生かす努力がほしい
花咲く運命育む家(家庭)に
子孫繁栄
親(仏)の心(道)を受け継いで
人の心(魂)は
その家に生き続けるのである
(平成19年1月10日〈中略あり〉)

