(北海道MY/60代女性/パート)
こども園で調理をして7年。最近は、アレルギーを持つ子も多く、症状に合わせた慎重な調理には神経を使います。3人で60人分の給食作りは、チームワークが命です。しかし、自分本位な動きを取る人がいて、うまく回りません。調味料が空っぽになっても、そのまま。他の人が忙しくても気に掛けない。自分の仕事を終わらせることばかりのその人に、「何で!」「それ今やること?」。むかついてストレスがたまることも。思い切って「こうしてもらえると、ありがたい」と伝えても改善せず、不満は募る一方。そんな思いを抱えたまま1年が過ぎました。
私の願いは、おいしくて安全な食事を、子供たちに食べてもらうこと。そのために気持ちよく働きたい。なのに、人の欠点に目がいき、陰口を言って気を紛らわす。そんな自分が嫌でたまらない…。心から「変わりたい」と思ったのです。
解決のヒントは向き合い方に
偉光会館で勉強会に出席した時、「奉仕心」という言葉が心に刺さりました。
仕事は
「奉仕心」身に付けし者には
生きがいとなる
縁ある人のために
我の力と存在を奉仕する
(平成17年5月1日)
「自分の関わり方はどうだっただろうか」。考え、気付いたのは、求める思いが強いこと。先輩から徹底したやり方を仕込まれてきた私は、「この時は、こうしなきゃ」「こうすれば早いのに」と人に求め、不満をため込んできたのです。
「私がピリピリしていても、何の解決にもならない。昔のやり方を引きずらず、柔軟に対応できる自分になりたい」。そのために、「相手の身になって考えよう」「切り替えよう」と新たな目標を立て、祈願しながら行動に移し始めたのです。余裕のある日は、「これをやっておけば、後々みんなが楽だよな」と思うことを、自発的に準備。自分の作業が早く終わりそうなときは、大変そうな方を手伝いました。
相手の良い面が見えてきたら…
ある日、仕事中に体調が悪化。「しんどいなあ」と思った瞬間、「代わってあげるよ」。優しい声で気に掛けてくれたのが、苦手なその人だったのです。「私の不調に気付いてくれた…」と感謝でいっぱいに。長く調理関係の仕事をしてきた、その知識に助けられることもありました。さらに、忙しそうな彼女をフォローしたら、今度は私の行動を察して、サッと動いてくれたのです。いい面がたくさんあるのに、苦手と決め付けていたことを反省しました。「あなたがいて助かる」とまで言ってもらえて、本当にうれしかったです。
出会いを大切に役立つ生き方を
このような関わりが増えていくうちに、「一人欠けても仕事はできない」「みんな大切な仲間」と思う気持ちが強くなりました。今、職場には、お互いの持ち味を生かし、フォローし合える気持ちの良い雰囲気が広がっています。今回の体験から、仕事というのは、どんな気持ちで、どんなふうに周りの人と関わっていくのか…。生き方そのものなのだと分かりました。これからも、子供たちのおいしい顔を楽しみに、縁のあった人に奉仕心で関わっていきます。
仕事とは
人 物 全ての存在が
重なり合って生み出す
力(環境)をいう
今なすべきことは
「教え」を人生の支えにして
関わりを深める努力をする
「道」欠き 外す心の動きは慎み
協力 協調する動きを取る
自然と互いの運命が
重なり 補い合って
調和して「生きる」 環境を生む
そこに 仕事の成果も大きく上がり
喜び多く 生きがいにあふれた
人生を歩んでゆける
(平成31年1月4日〈中略あり〉)

