(福岡県KN/60代男性/会社員)
長年勤めた職場で上司のパワハラに悩み、体を壊して転職。しかし、今度は体力が続きません。仕事に苦労し、その影響で家族ともぎくしゃく。頑張りたいのに、うまくいかない現実に、心が折れそうでした。
心境が変化したのは、神の教えで「和のある家庭」の大切さを知り、家族でいろいろ話すようになってから。「体が心配」「得意な掃除を仕事にしたら?」。私を案じてくれる妻子の言葉が心に響き、ビルメンテナンスをする会社で働き始めたのです。
自分から積極的に関わって
ところが、上司は、またもや受け入れ難いタイプ。効率重視でてきぱき動き、地道にこつこつタイプの私とは、正反対の性格です。「そんなことも知らないのか!」と、厳しく言われることも多く、以前なら、確実に距離を置いていました。それが、「せっかくの縁を良いものにしたい」という気持ちになれたのは、人たる人の生き方を学んでいたおかげと思います。
「自分から積極的に関わっていこう」と決め、常に“調和”を意識。相手を責める前に、きちんと会話して、思いを感じ取ろう。心を重ねていきたい。そう考え、「初めてで分からないので、教えてください」などと、声を掛けていったのです。「しっかり覚えて、役に立ちたい」という気持ちを込めて、誠実に向き合っていくと、上司も驚くほど快く教えてくれます。時に強く言われることがあっても、自分にも欠けていたところがなかったかと省みたり、落ち込んだ心を引きずらないように祈願したり。その積み重ねに、上司との関係が好転していったのです。
得られた「周囲からの信頼」
入社して1年。現在は、責任者として、パートの方々の面接や清掃指導、シフト管理などを任せてもらっています。個性的な人も多く、正直、最初の印象は「手ごわそう」。それでも、皆さんが働きやすいように…と、困り事を聞き、思いに寄り添い、根気強く関わっていったのです。やがて、「話をして楽になった」「責任者になってくれて良かった」と言ってくれるまでに。上司にも、「あなたが優しいから、パートさんが長く続くね」と信頼してもらっています。
「家庭の価値」を実感
家族にすら気持ちを打ち明けなかった、以前の私。自分を肯定したくて、一人でがむしゃらに、頑張ろう、頑張ろうとしていた…。そのため、「大丈夫?」と心配してくれても、「大丈夫だから!」とピシャリ。善かれと思ったその行動は、家族を振り回していただけ。仕事に悩む根本原因も、そこにあったのです。人としてあるべき生き方を知らなければ、いまだに周りの人たちとの関わりを避け、人生がどんどん違う方へとそれていってしまったはず…。それが今では、「大変やったろうね」と聞いてもらうだけで、「分かってくれている」と心が軽くなる。家庭の持つ力を、身いっぱい味わっています。あれほど悩んだ人間関係も見事に変わり、自信を持って、仕事に臨む毎日です。これからも、家族みんなで生き方を高め合い、社会に役立っていきたいと思います。
「教え」を人生の支えにして
関わりを深める努力をする
「道」欠き 外す心の動きは慎み
協力 協調する動きを取る
自然と互いの運命が
重なり 補い合って
調和して「生きる」環境を生む
そこに 仕事の成果も大きく上がり
家族 縁者 友人 知人の心も
重なり合って
喜び多く
生きがいにあふれた人生を
歩んでゆける
(平成31年1月4日)

