(兵庫県KO/60代女性/看護師)
夫が突然、脳梗塞を発症したのは、3年前のことです。幸いまひもなく、自力で受診できましたが、かつて義父も、夫のおじも同じ病で倒れました。どれほど不安だろう…。その思いが募り、「一緒に教会に行こう」と、伝えずにはいられなかったです。「うん」と返してくれた夫。後日、信者となりました。
上から目線の関わりに気付いて
夫は、左側の視野が欠けたものの、その後、体調は運転ができるまでに回復。二人で神の教えを学んでいると、自然と気付くことが増えました。夫に対して、「何遍言ってもできないわね」「分かる?」などと言っていた私。随分上から目線の関わりでした。「どこがいけんの?」とのんびり返す人だから、けんかにならなかったのです。そんな自分を変えたくて、祈願も真剣に。「お疲れさん!」「きょうのおかず、どうだった?」。気持ちを込めて話し掛けると、いつもは黙って食べる夫が、「これ、すごくうまいな!」と返してくれます。共に過ごす時間が楽しくなっていきました。
だんだん見えてきた息子の思い
そうした私たちの姿を見てか、ある時、口数の少ない長男が、仕事の悩みを打ち明けてくれました。葛藤が伝わってきて、思わず、「一緒に神の教えを学ばない?」と言うと、「やってみよか」と返事が。息子も信者となったのです。そして、子供の気持ちを聞いたこの日以来、私の心は、徐々に変わっていきました。本人なりに頑張っているのだから、「ちゃんとして…」と理想を押し付けるのは違う。つい求めそうなときにも、「あ、いけんな」と、気持ちにストップがかかるようになりました。
少しずつ会話が深まって、息子が「そもそも人と関わるのが苦手」と言ってくれた時には、「関わる気持ちが大事だよ。挨拶や『ありがとう』から言おう」と話し合えました。「お父さんが、あなたは『ありがとうを言わない』と気にしていたよ」とも言えたのです。すると翌日、早速「ありがとう」を伝えたようで、夫の「おまえ、何か言ったんか」と驚く姿がうれしかったです。夫と息子、どちらの気持ちも分かるから、家族の心がつながっていくように…。私にできる精いっぱいで、心配りしたいです。
何げない日常に多くの喜びが
信者となって、40年以上。いつの頃からか、神示に「家庭」「家族」の大切さが、繰り返し表されるようになりました。「うちは無理」と決め付けず、素直な心で受け止める。それを積み重ねる中で、何げない日常を「本当に仕合せ!」と感じる今があります。家族といると、気持ちが軽くて、楽しくて、みんなが笑ってくれるのがうれしいのです。とはいっても、まだまだ会話不足、もっともっと気付けることがあるはず。そうした思いも込み上げます。さらに生き方を高め、ますます“心の行き来”ができる家族に、全員でなっていきたいです。



「教え」を家族で学び
「真理」で関わる家庭を
家族でつくる努力をする
家族一人一人の「実体」は修正され
「運命」で心重なる家庭と成る
家族で教えを学ぶこと(真実)
自然と 家族の会話が増えて
悩む思いは消えて行く
病気も
事故・災難を受けることもない
平和な家庭に成ってゆく
この環境に
人の心(運命実体)は安定し
真の「健康な姿」を悟る
(令和4年2月23日〈中略あり〉)


