No. 1811

信者仲間のひと言から好転
目指すは“本物”の夫婦!

(横浜市NA/60代女性/主婦) 

ある時、信者仲間をランチに誘うと、「ごめん! 家で主人が待ってるから」。これまでにも何度か聞いた言葉が、妙に心に響きました。私は、こんなふうに夫を思いやれているだろうかと、ハッとしたのです。夫は、私がパートの日は、食事の支度や、職場の送り迎えまでしてくれます。甘えてばかりいたな…と感じ、帰宅後、そう伝えるとうれしそう。その後、いつになく夫と話し合い、私はパートを辞めることにしました。夫婦の時間を大切にしよう!と、二人で考えてのことでした。 

夫の気持ちに思いをはせると

ところが…です。いざ共に過ごす時間が増えると、葛藤の連続に。しかも、5年前に圧迫骨折をして以来の腰痛が再発し、「こんなに痛いのに、夫は何も手伝ってくれない」とイライラ。さらには右耳の聴力まで落ちて、病院では、「何かストレスを抱えていますか」と尋ねられました。目指す姿と懸け離れた、不満いっぱいの私の心。そんな自分を変えたいと思いました。 

神の教えを軸に、これまでを振り返っていきました。見えてきたのは、「家庭の土台は夫婦が築く」と学びながら、夫にはほとんどが事後報告。自分の思いばかり優先してきた姿です。夫が話し始めたら、ただ聞くのではなく、その“心”に気持ちを向ける。そこから意識していくと、自然と、「頑張ったね」「お父さんの人柄だね」と言葉が出てきます。会話が弾み、ますます楽しくなって、外出の予定なども必ず夫に相談するように。いつの間にか、事後報告はなくなっていました。 

そうした中で、気付いたことが。夫は、圧迫骨折で痛めた私の体を、思った以上に気に掛けてくれていました。その優しさが見えた時、夫が薦める治療院に行こうと思ったのです。施術後、背筋が伸びた私を見て、本当にうれしそうな夫。こんなにも思ってくれていたんだと痛感し、同時に反省した瞬間でした。 

一つ一つ深まっていく会話

それ以来、夫婦の会話がまた一つ深まりました。ちょっとした悩みや迷いも、夫に話すようになったのです。「考え過ぎじゃないのかな」。夫のひと言で、ふっと軽くなる私の心。以前ならどこまでもこだわっていたことも、「相手には相手の事情がある」と、感じられるようにもなりました。この頃には、腰痛だけでなく、右耳の聴力が戻り、気になっていた耳鳴りまでも完治。仕合せの順番は、家庭、健康、仕事…と学びますが、それを実感しています。 

実は私には、幼い頃から抱え続けた不安がありました。父が病を患い、家業までトラブルに見舞われた、小学生のあの時。仕合せだった日常は激変し、子供ながらに、一寸先は闇と心に刻みました。けれど、夫との関わりが深まるほどに、どうしても拭えなかったその恐怖が、薄らいでいくのを感じます。目指すは、もっと心支え合える“本物の”夫婦! 気持ちが「前に前に」と向いていく感覚は、私にとって大きな喜びです。こんな仕合せが味わえることを、一人でも多くの方にお伝えしたいです。

神示「真理」を
      人生の支えに生きるなら
    心の動きは安定し
     「道」欠く思いは芽吹かない
「教え」に気付きを得て
  「真理」で関わり
    支え合う家庭を築く努力が必要
 この環境が 豊かな心を育み
    人間は 健康な心に戻ってゆく

(令和5年2月23日〈中略あり〉)