(宮城県MO/20代女性/会社員)
看護師を目指し、専門学校に通っていましたが、実習が始まると、プレッシャーで体調を崩してしまいました。悩んだ末、実家に戻って就職するも、今度は人間関係につまずいて退職…。家族は「頑張ってきたじゃない」と励ましてくれるけれど、「できていないことばかりなのに…?」「どうせ私なんか」と情けなく、苦しい毎日でした。
家族のぬくもりが前進する力に
それでも、「この気持ちを家族に話してみよう」と心が動いたのは、祈願していたからだと思います。悔しかったこと、悲しかったこと、行き場のなかった葛藤さえも、全て受け止めてくれた父と母。姉も、たくさん話を聞いてくれました。そして、ようやく気が付いたのです。学校を中退した時も、退職した時も、ずっとこうやって見守られていたんだ…と。私が心を閉ざしていたから、分からなかっただけでした。深く湧き上がってきた、「こんなに思ってくれる人がいる」という安心感。私の心は芯から温かくなりました。
見えてきた苦しみの原因
親と偉光会館を訪れると、さらに自分の姿が見えてきました。学生の時も、社会人になってからも、常に気持ちの根本に「うまくやりたい」という思いがあった私。それが、「そうできなかったら、どうしよう」という不安になって、重くのしかかっていたのです。見栄(みえ)の心が、つまずきの原因だった! 気付けたことがありがたく、本心から変わりたいと思いました。
「友輝会」でつかんだ、素直、正直な心。それを祈願していくと、自然と、心から力みが抜けていきました。新しい就職先でも、「教えていただけますか?」などと素直に尋ねられます。「何でできないの?」のひと言が怖かった以前とは、大きな変化。徐々に、ミスをしても引きずらなくなって、反省したら「明日の私、頑張ってね!」と思えるように。先輩に、「真面目で丁寧だから、安心できる」などと言っていただけることも増え、仕事が楽しくなっていったのです。一人で悶々(もんもん)とせず、素直、正直に、家族や職場の人と向き合う。それだけで、私の心はどんどん変わっていきました。
さらに役立てる自分を目指して
5月には、家族全員で偉光郷へ。生前、私を気に掛けてくれていた祖母に、「前よりも強くなれたから安心してね。皆さんによくしていただいてるよ!」と報告できました。こんなに元気になれたことを、祖母は絶対に喜んでくれている…。そう感じられたことが、本当にうれしかったです。家族でたくさん笑い合い、掛け替えのない時間を過ごしました。
今では、会う人会う人に、「明るくなったね!」と言っていただきます。皆さんに引き上げていただいて、「本当に恵まれてる」と感じられる今の私。昔とは別人かも!?と思うくらい、毎日が充実しています。これからも、自分の“等身大の精いっぱい”で、できることを頑張っていきたいです。



友輝の時(時代)に
「生きる」心の姿は
素直 正直
素直――
ただ人 物との出会いを
純粋に見詰め 受け止める心の姿
正直――
今の気持ちを
我にも 相手にも偽らず
伝える心の姿
人間は
「教え」を心の支えに生きるなら
自然と実体を高め
運命に重なる心の動きが
取れるもの(存在)
「教え」が人の心を成長させる
『真実の光・神示 平成30年版』174ページ(中略あり)
※友輝;15歳から30歳までの未婚者。素直、正直な心で、多くのことを吸収し、将来への土台を築く年代。


