No. 1758

短気な性格が劇的に変化
家庭も健康も守られて(夫編)

(山形県KS/70代男性/無職) 

私は根っからの短気で、意に沿わないと声を荒らげ、時には手を上げるほど。妻と不穏な空気になっても決して折れず、何日も平気で口を利かないこともあったのです。 

生き方を改めたい気持ちに

そんな私たちが信者となり、夫婦で神の教えを学び始めました。「穏やかな心で生きる」「相手に温かい関心を示す」…。できていないことだらけの私でした。ですが、これまでの生き方を反省し、「改めたい」気持ちが芽生えてきたのです。日常の折々で、「話を最後まで聞けたらよかった」などと気付けば、次に生かすように。夫婦で会話中、つい感情的になり、「やってしまった」と思った時は、妻の方から声を掛けてくれて、何事もなかったように戻れました。自分もまた、気まずくなった時に、「おはよう」と進んで言ったら、妻からも挨拶が。少しずつ、穏やかに暮らせる日が増えていきました。 

妻の告白が、さらなる転機を

生き方に変化を感じてきた頃、妻がぽつり。「否定されるのが怖くて、ずっと自分の気持ちを話せなかった」。思ってもみなかった言葉に衝撃でした。同時に、妻がどれほど我慢し、つらい思いをしてきたのだろうかと胸が痛みました。ただ、本心を打ち明けてもらえる間柄になれたことは、私たちにとっての大きな前進。「何でも語り合える夫婦になりたい」気持ちが一層強く持て、妻の言葉をよく聞き、広い心で受け止められるようになりました。 

不安なく手術に臨めたから

私には気掛かりなことが一つ。心臓が弱く、人工心臓を入れる話もありました。しかし、不安要素も多く、迷いがあったのです。体の不調が続き、妻と病院に行ったところ、心臓が10分の1ほどしか機能していないことが判明。一時的な補助人工心臓を入れなければ、命の保証はないと告げられたのです。不安でいっぱいの私に、妻や息子が「生きるために手術しよう」。家族の愛をひしひしと感じて決断しました。手術前、妻に湧き上がってきた思いは、「今までありがとう」。今生の別れとも言える言葉に、妻は「一緒に長生きしたい」と力強く励ましてくれました。 

手術が成功した後、冗談を言って笑顔にしてくれる妻の存在に、どれだけ生きる力をもらったか知れません。経過は順調で、補助人工心臓を外せ、ついには治療も終了。退院が難しいと言われながら、奇跡的な回復を遂げたのでした。手術や治療に対して不安と恐怖しかなかったのに、ずっと安心していられたこと。リハビリを頑張り、みんなで旅行したいと希望が持てたのも、家族がいてくれたから。心が通い合う家庭なら、健康も守られていくという、神の教えどおりの体験を味わいました。

穏やかな心から仕合せが

退院後、ありのままの気持ちを妻に。「おまえがいてくれたから、俺は救われた。ありがとう」。妻は笑顔で受け止めてくれました。無理ができないため、妻に支えてもらうことが多い私。せめてもの思いで、「ありがとなー」「疲れただろう?」と、いたわりの言葉に心を込める毎日です。 

最近は、自分は短気だったけ?と思うほど、かっとすることがなくなりました。心が穏やかになると、家族にも、命あることにも、一つ一つに感謝ができて、これほどまで仕合せを感じられるものなのか。そうした感動の連続です。妻に難儀をさせた分、夫婦仲むつまじく…。子供や孫たちの支えにも感謝して、家族との楽しい時間を重ねていきたいと思います。 

「教え」が
  家族一人一人の心に気付きを与え
        感謝の思いを強くする
 家族が
  互いを気遣い 声掛け合う環境に
           豊かな心が育つ
 同時に 実体も引き上げられて
   運命に守られ 導かれる
          家庭と生(な)る
真の健康は 豊かな心 身に付けた時
     人間(ひと)誰もが体験する
 神の手の中 住み 居る 安心が
       心と体を守ると悟るべし

令和7年8月23日 『友輪』345号26ページ

※この方の奥さまからの「神の実在体験談」も、併せてご覧ください。