(静岡県RW/60代女性/客室係)
夫が他界し、2人の子供も独立。住み込みで旅館の客室係をしながら、指導長として忙しい日々を送っていました。
自分の姿が見えたら…
ある時、「神の教えを義務感で学んでいる気がする」と、ふと思いました。そこで、「自分に必要なことをつかみたい」と気持ちを入れ替えたところ、次々に気付きが。特に心に響いた教えが「愛心、愛語」。お客さまには、気持ちよく過ごしていただけるよう、心を込めて尽くせます。しかし、仲間に対しては、怖い表情、厳しい言葉に…。「みんなから、どんなふうに見えていたのだろう?」と立ち止まることができたのです。
最年長だし、指導する立場にあるのだから厳しくて当然。そんな気持ちだったので、「きちんとして」「教えたよね」とダメ出しの連続。自分の姿を客観的に見詰めた時、何て上から目線だったのだろう…。自分の心遣いが、良くも悪くも人生に反映されると学んで、さらにドキッ。今まで多くの方々の心を傷つけてきたことに、ようやく気付きました。
染み付いた生き方が変わった
早速、愛心、愛語、笑顔を意識。しかし、長年染み付いてきた生き方は、そう簡単に変わりません。それでも、祈願しながら根気強く繰り返すうち、徐々に穏やかに。髪形を注意するにも、相手が受け止めやすいように、「時間がなかったのね。少し乱れているわよ」。一人一人性格や経験が違うため、相手に合わせて、時間を空けてから指摘したり、全体で伝えたり。相手の気持ちを聞いて話し合いも。私が優しく、丁寧に関わると、仲間同士で助け合うなど、和気あいあいとした雰囲気になっていきました。
ある時、お客さまに対して、一瞬「感じの悪い人」と思ってしまったことがありました。それが伝わったのか、ささいなことでクレームがあり、担当を外される事態に。20年やってきた自負心から、感謝が薄くなっていたことを深く反省しました。おかげで初心に戻り、謙虚になれた頃、以前指導した人から、突然連絡が。「当時、生意気なことを言って申し訳なかった、あなたの立場もよく分かる…」と言ってもらえたのです。驚くようなタイミングに、神の深い愛を感じ、一層心が救われました。
どんどん変わっていく心
客室係のほとんどが派遣社員で、2、3カ月ほどで入れ替わります。そのため、「どうせやっても…」という渋々感がありました。それが、「別の場所で生かしてもらえるかもしれないから、精いっぱい役に立ちたい」という思いに変わったのです。
そればかりではありません。子供たちにもダメ出しをしてきたため、互いに距離がありました。しかし、“今からでも遅くない”と、愛心、愛語で触れたら、心が通い始めたのです。膝が痛く、手術を勧められている話をした時には、心配してくれているのが伝わってきました。その優しさが本当にうれしかったです。不思議なことに痛みも引き、生活に支障がない程度に回復。家族と心が重なるほど、病気も、事故・災難も遠のく…と言われる、神の教えを体感しました。
人生が確実に良い方へ
一つクリアすると、次の課題が分かって、それもクリアして…。自分の人生が、一歩ずつ、でも確実に良い方へと開かれていくありがたさ。教えを学んで、本物の“愛心、愛語、笑顔”の人へと生き方を高めていきます。



神の「教え」を学び
気付きを得るほど
人間の心は安定し
感謝の思いを深める
感謝の思いが
「運命」の力を引き出し
万人・万物との関わりを
正しくさせる
常に環境を明るくし
周りの人々の気持ちを大切に
心を遣う
「運命」に守られ 導かれた
人の姿が ここにある
家庭環境も 生活環境も
全てがかみ合い 好転してゆく
『真実の光・神示 令和6年版』151ページ(中略あり)


