No. 1723

頼りない夫と責めていた私
最大の修正点が一気に好転

(長野県HS/70代女性/主婦) 

結婚当初から、夫とは歯車がかみ合いませんでした。子育てにも協力的でなく、何か相談しても、「好きなようにすればいい」。夫が50代で腰を痛めて退職してからは、私が働いて家計を支えてきました。それなのに、「ありがとう」も、「大丈夫か」もない。その上、頼んだことすらしてくれないので、つい爆発。「お願いしたじゃない!」「どうしてできないの!?」と激しく責め立てました。 

伴侶と縁の薄い自分に気付いて

何て頼りない!! 夫婦なのに何で心が通じないの!? 不幸のどん底を味わっていた時、神示教会の信者になりました。神の教えを学んだ際の衝撃は忘れられません。人には、代々受け継いでいる弱いものがあり、その改善に努めないと、悩みは根本解決しないと知ったからです。確かに、母も祖母も伴侶と縁が薄かった…。「夫だけが悪い」と思う見方が変わった瞬間でした。 

夫に対して、求めるばかりで責めてしまう、上から目線の言葉と態度。これが私の取り組むべき最大の修正点。子や孫に残したくない。私の代で断ち切りたい。神の教えで生きれば、それがかなうのだから! 偉光会館まで何時間もかけて足を運び、必死に救いを求め続けてきました。 

かみ合わないのは障害のせい? 

そんなある日、市の発達障害の勉強会に出て、思いました。「あれ? この話、夫にそっくり」と。もし障害なら…と、今後の向き合い方を確認したくて入った教務相談。「そうかもしれませんが、大事なのは、妻として伴侶を受け止め、愛をかけ合っていくこと」。職員の言葉に、不思議と納得。発達障害であってもなくても、掛け替えのない夫であることに変わりはない。かみ合わなければ、自分から歩み寄っていけばいいんだ、と思えたのです。 

心に芽生えた夫への優しさ

そうして迎えた今年の元日。年初の参拝から戻ると、夫が頭にけがをしています。年賀状を取りに行き、転んだとのこと。以前なら、「危ないから、そんなことしなくていいのに!!」と責めたはず…。それが、「大丈夫?」と、まず気遣っている自分がいたのです。「取りに行くの大変だったよね。気付かなくてごめんね」。伝える私の心には、夫への優しさが芽生えていました。ずっと見守ってくださっていた神様が、「今なら変われるから、頑張りなさい」と後押しをしてくださったと思えてなりません。 

急な介護も、一つ一つ楽しく

けがは大事には至らなかったものの、転んだ影響からか、歩行や排せつが困難になりました。急な介護生活の始まりでしたが、しっかり支えていこうと思えたのです。 

リハビリの目標に、大好きな畑仕事を掲げた夫。私も応援したいと、寄り添っています。転ばないで歩くことを目指し、「お父さん、右足から。いち、に、いち、に…」と声を掛けながら、一緒に練習。お互いの健康を考えて、食事を作るのも楽しいです。夫からも「ありがとう」と返ってくるように。二人の歯車がかみ合っているのを感じます。何より、表現が苦手な夫なりの愛情を感じられるのです。そういう自分になれたことが、大きな変化。電気ケトルでお湯を沸かしたり、いろんな家事をしようとしてくれたり。それは全て、私に楽をさせたいから…。夫はいっぱい支えてくれていました。 

今、「二人で長生きしたい」と心底思います。神を知らなかったら、冷たい夫婦で終わっていたでしょう。夫婦の関係が円満になると、子供たちも、夫の様子を見に来てくれたり、何かと声を掛け合ったり。家族の縁の深まりを感じます。代々続く弱いものを断ち切れるように、これから先も、夫婦で支え合いながら歩んでいきます。 

運命・実体で
 人生(こころ)つながる「家族」は
  実体を高め合う関わりが
   家族の人生を
    仕合せな時代(もの)へと導く
夫婦の運命が重なることで
        家庭に調和が生まれる
 会話も増えて
  「愛」と「信頼」と「期待」で
    心重なり 支え合う家庭と成る

『真実の光・神示 令和6年版』119ページ(中略あり)