No. 1624

“心の動き”に目が向くと
夫婦で過ごす時間が仕合せ

(長崎県SK/60代女性/主婦) 

今年、神総本部 真実の光会館に、真っすぐに通った内参道。映像や写真で見るにつけ、「夫と参拝したい。一緒に参道を歩きたい」という思いが込み上げました。でも、長崎から、遠く横浜へ向かう小旅行です。もし誘って断られたら…。そんな気持ちを乗り越え、思い切って伝えてみると、「いいよ」の返事が。飛び上がらんばかりにうれしかった半年前のこの日から、私の“心磨き”は加速しました。 

目標を持って学び始めたら…

神総本部を訪れるのは秋、一年の歩みに感謝を届ける光寿信者参拝時です。夫が気持ちに応えてくれたように、私ももっと寄り添える妻になりたい。目標が持てて、学びもより真剣に。そのうち、「自分の心」に目が向き始めました。 

せっかちな私は、何でも「先に先に」と考えて、夫にも「あれして、これして」。何か手伝ってもらったときも、「やり方」ばかりを気にして、夫の「気持ち」はそっちのけ「ああ、そうじゃなくて」などと言い、随分「上から目線」だったと思います。会話中に、夫の口から時折出てきたのが「もういい、それ以上言わんで」という言葉。寂しく感じていましたが、私が言わせていたのだとハッとしました。 

気付きを神に語る中で、少しずつ心にゆとりが持ててきました。感情をパッと口に出すことが減り、「ありがとう」のひと言にも、思いを込めるようになったのです。自然と、二人で過ごす時間も、会話も増えていきました。 

思いが重なり合う実感が

そのうちに気が付きました。私があれこれ言わずとも、夫はちゃんと考えてくれていたのです。私の旧友が泊まりがけで訪ねてくる日。いつの間にか、来客用の布団を干してくれていました。きっと、今までもこうやって、気に掛けてくれていたんだろう。見えなかった夫の「気持ち」に気付けたことが、本当にうれしかったです。「お父さんありがとう。おかげで無事にお迎えできました」と伝えると、「良かったね」と優しい笑顔。思いが重なり合った実感で、心が温かく満たされました。 

今年の気付きを来年につなげて

神総本部を訪れた日は、暑さもすっかり落ち着いて、気持ちの良い一日に。夫と神殿に向かいながら、しみじみと仕合せをかみしめました。思えば、信者になる前は、「一人が気楽」と思っていた私。神と出会って、少しずつ、家族や、周りの人との縁が深まっています。もう今は、夫に「それ以上言わんで」と言わせてしまうこともありません。夫婦で過ごす穏やかな時間を大切に、来年もますます前進したい。思いを新たにしています。

喜び多く
  楽しい「人生」歩むがために
     奉仕心に生きる我を目指せよ
 求める思い(気持ち)を
         まずは抑えて
     相手の思いを受けて事をなす
 この動き重ねゆくほど
      我が心の動きは安定し
    互いの「運命」が
          引き合うのである
 「運命」が互いに寄り添い
          重なり合うほど
   我が「人生」輝く真実を
          今こそ味わうべし

『真実の光・神示 平成22年版』29ページ