No. 1578

“もう一度”信者となって
見えてきた温かい家庭

(長崎県YK/60代女性/アルバイト) 

波瀾(はらん)万丈だった毎日が、ようやく落ち着き始めた10年ほど前。夫婦げんかの回数が減るのと同時に、私は神から心を離していきました。そして、ついには離籍をしてしまったのです。 

それから数年後。昨年の夏のことでした。糖尿病を患う夫が、医師に失明の可能性を指摘されました。それなのに、夫は通院に投げやりです。心配のあまり、つい感情的になる私。顔を合わせればけんかの日々が、また始まってしまったのです。「このままではいけない。ちゃんと向き合わないと後悔する」。そう思った時、真っ先に心に浮かんだのが神示教会でした。 

気持ちが変わって、会話も変化

自然と、偉光会館に足が向いていました。もう一度信者となって、勉強会へ。久しぶりに学ぶ神の教えは、ハッとすることだらけでした。私は「夫が悪い」と責めてばかり。どれほど感情的に、思いを押し付けてきたか…。そんな自分の姿にさえ、全く気付けていなかったのです。これでは、夫も怒るしかなかっただろう。自分を変えたいと、本心から思いました。 

そうした気付きを祈願するうちに、不思議と心に変化が。素直な気持ちで会話ができるのです。探し物をしていたある時、とっさに「夫がどこかにやったのでは…」と思った私。その雰囲気を察した夫は、「まーた、俺のせいにして」。以前なら、カッとして言い返した場面です。でも、「あっ、本当だ!」と受け止められて、「ごめんね」と返せました。自分の「心の動き」に気付けたのも、気持ちを伝えてくれた夫のおかげ。そんな会話が、自分でも心地よかったです。 

次第に、けんかをしても引きずらなくなりました。何かあっても、お互いに「おはよう」「ただいま」などと声を掛け合って、気持ちをリセット。「挨拶ってありがたいなあ」と思います。1年近く口を利かなかったかつてとは、全く違います。気が付くと、夫は自分から食生活に気を付け、治療にも前向きに臨むように。一緒に仕合せになりたい。その思いで声を掛け、信者としてスタートを切ることもできました。 

「心」で見詰めてみると…

今、夫の視力は安定し、医師も驚くほど。二人で『心の旅路』を読んだりする中で、私自身にも良い変化が起きました。これまで、夫がどれほど気遣ってくれていたか、ようやく見えてきたのです。落ち込んだときも、責めず、怒らず、“待っていてくれる”夫の優しさ。「今度は私が夫を支えたい」心からそう思います。こんな気持ちになれた感謝を、絶対に忘れずに。教えを学び続けていきます。

「悔いなき人生」歩み抜くため
 信者は
  家庭に神の教え「真理」を生かす
         心(努力)がほしい
和のある家庭を築くため
       家族で「教え」に触れる
「教え」に生きる家は
  必ず会話が弾み 健康を味わい
   生きがい多い人生を歩んでゆける

『真実の光・神示 平成27年版』92ページ(中略あり)