(横浜市NS/60代女性/パート)
長年、職場の人間関係が悩みでした。挨拶しても返事はなく、質問しても答えてくれないなんて、いじめでしょ。一生懸命仕事しているのに、なぜ? 「こんな職場、早く辞めたい」そんなことばかり考えていました。
自分の“欠け”が次々に見えて
私の心が変わったきっかけは教務相談。「職場に感謝していますか」と質問されて、ドキッ。私の心には全くない部分だったからです。10年以上も勤めさせてもらいながら、何も感謝していなかった…。全く感じ取れなかったことに気付くと、これまでの自分の姿が見えてきたのです。
「働いてあげている」という傲慢(ごうまん)さがあったこと。同僚に教わったり、助けてもらったりしても、感謝をしてこなかったこと。相手の態度への不満から、「それならもう関わらない!」と殻に閉じこもり、壁をつくって「周りはみんな敵」と思い込んでいた…。自分の“欠け”に気付いて、申し訳ない気持ちになりました。
感じ方が変わっただけで
自分から心を開こう。「人を嫌う気持ちを取ってほしい」とも祈願して、一番苦手な先輩に質問。“先輩なのだから教えて当然”ではなく、“教えていただく”という感覚になれたせいか、答えてくれました。終業時には、あらためてお礼を。以来、先輩の態度が柔らかくなり、挨拶をしてくれるようにもなったのです。
感謝が湧いてくると、仕事を頂くときも、「ありがたいな」と、心が180度変化。以前は、翌日が出勤と思うだけで気分が重かったのに、「よし! あしたも頑張ろう」と活力が湧いてくるように。
新人の指導は、その前に入った人が教えるのが慣例でした。それが、「あなたの教え方がすごく良かったと言う人がいて…」と上司から褒められて、私が担当することに。できることなら何でも! 「頑張ってほしいな。楽しく働けたら…」と、わくわくした気持ちで接しています。
これが仕合せなんだと
「感謝」を意識したことから、どんどん変わっていった私の心、生き方。あれほど嫌だった職場に、不平、不満を全く感じません。それどころか、「こんなにいい会社はない。定年までお世話になりたい」と思い始めている自分に驚くばかりです。
家族の支えも、店員の親切も、今までならスルー。今は、大げさでは!?と思うくらい、ささいなこともうれしく感じる私。「何て人に恵まれているんだろう。みんないい人だな~」と思えてきます。「これが仕合せなんだな」と一つ一つに感謝。人と関わることが怖いと感じていたなんて、うそのようです。
私だって変われた!
「自分なんて変われるはずがない」と思っていましたが、私も変われました! 家族も、「硬い壁が取れたみたいで、すごく穏やかになった」と驚いています。神の教えに沿っていけば、絶対に仕合せになれる! それを確信できました。
「真実 真理」に生きるなら
この世は極楽 楽しき所
一日一日
神(神魂)に心預けて生きてごらん
多くの出会いに感謝できる
心ゆったり大きくなれる
ゆえに 今に満足 きょうに感謝
ますます多くの縁に支えられ
気付きの心も深まってゆく
『真実の光・神示 平成18年版』139ページ