No. 1538

神の教えが接着剤
どんどん重なる夫婦の心

(東京都YN/50代女性/主婦) 

「驚くほど変わる自分に感動しよう」。信者としての歩み方が、楽しくつかめる「救世ロードMap」。ことしの2月の所に、そう書いてありました。「1カ月で、そんなことある!?」と、疑ってしまったのを申し訳なく思う日が、まさか来るなんて! 

飼い猫の“大事件”勃発 

それは、ある日曜の朝のこと。「何か臭い!」と夫が言い出しました。見ると、おなかを壊した猫が、ゆるゆるうんちを家中に擦り付けていたのです! そこからは、二人で大慌て。猫を洗ったり、部屋をきれいに拭いて消毒したりと、手分けして作業に当たりました。大変だったにもかかわらず、「いてくれて良かった~。一人だったら絶望してた」「私も!」と、二人の心はとっても明るく、大笑い。その時、ハッとしたのです。「私たち、本当に驚くほど変わってる!」。 

ノートにつづって見えたもの 

結婚して25年。ずっと仲は良かったものの、そもそも私は、人への関心が薄く、孤独に向かいがちな面がありました。夫が「仕事でこんなことがあった」と話してくれても、「へえ、そうだったの」「大変だったね」で終わり。それでいて、「仕事のことは話さない人」と、思い込んでいたのです。 

そんな私が、ことしは、年初に「奉仕心実践プラン」ノートを作り、自分のできた部分と、できない部分を書いていきました。すると、「これ、毎月書いてる。できてないんだな」と、自身の修正すべきことがよく見えてきたのです。まず感じたのが「学び不足」。そこで、『心の正道』を読み直したところ、夫にカチンとくる心の奥にある、「何でも自分の思いどおりにしたい」気持ちに気付いたのです。そこに欠けているのは、やっぱり「相手への温かい関心」。最後まで話を聞くことができていなかった…と分かりました。 

自分から尋ねていくと… 

「それで、どうなったの?」。夫の話をしっかり受け止めて、さらに、どんな思いだったのか尋ねるように。それまであまり話してくれなかった体の痛みについても、「大丈夫?」と私から聞くようにしたら、「きょうは痛いんだ」と打ち明けてくれるまでに。そんな中での、猫の事件だったのです。 

実は、猫を飼い始めた10年ほど前、夫は排せつ物の臭いが苦手で、「くさっ!」と言って戻してしまったこともあります。当時の私は、「何て態度を取るの!?」と、イラッとしたものです。前に猫が粗相した時も、「ごめん。おれ無理だから、片付けるまで外にいるね」と、夫は出ていってしまいました。それが、ここまで変わるなんて! 日常のささいな一コマですが、私たちには大奇跡で、本当に感動ものでした。 

「イラッ」が「感謝」に 

以前は、夫が家事を手伝うと、かえって手間がかかると思い、全部一人でやっていました。それが、思いどおりに進まなくてもイラッとしないように心掛けたら、猫のご飯の支度も、お風呂洗いも、ゴミ出しも、任せられる心に変化。多少汚れていても、上手でないところがあっても、「やってもらったんだから」と、感謝で受け止められるのです。 

食事中も、以前の夫はテレビを見てばかりで、二人の会話はあまりありませんでした。でも、話したい思いを伝えたら、テレビを率先して消すように。私も、食べ終わったら、二人で一緒にテレビを楽しみます。確実に思いが重なり、深まっている、夫婦の心の絆。前は、全てが「分業制」という感じだった私たち夫婦。神の教えが「接着剤」となって、同じ方向を向いて、同じ価値観で歩めるようになっていきました。これからも、夫婦で「感動するほどの変化」を、もっと体験していきたいと思います! 

「教え」を学び
  「真理」に悟りを得て
    心(人生)に生かせる人は皆
  相手の気持ちを受け止め
     正しい関わりを深めてゆける
「教え」のある家庭に
     夫婦の運命は重なり
  互いの実体を
   「真理」に生きて高めることに
           気持ちが向かう
 二人の会話も深まり
    共鳴 共感し合う人生が
            始まってゆく

『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』19ページ(中略あり)