(長崎県TH/50代女性/主婦)
生き方ににじみ出る「品格」。まさかそれが低いなんて! 初めて気付いたのは、つい最近のことでした。神の教えを学んでいる時、「こんな方はいませんよね」の呼び掛けにドキッ。「まずい、私のことだ」と思うことがたびたびありました。「あおり運転はしなくても、イライラしてた」「店員の態度を批判的に見てた」。思い浮かぶのは、品が良いとは言えない姿ばかり。「品性が低い生き方をしているから、人生がうまくいかないんだ」この気付きから、私の毎日は変わっていったのです。
何でも話せる夫婦になれて
まずは、良くない感じ方をしないように祈願することから始めました。すぐには変われなくても、「この受け止め方は違うな」と気付けるように。そのうち、勉強会の内容や神示が思い浮かんで、悪い心の動きをすること自体が減っていきました。そうしていると、人との関係も変化したのです。
一番変わったのは、夫と何でも話せるようになったこと。実は、私は3人の子供を連れて再婚しています。10年ほど前、我が子が進学する際、学費を払うために死ぬ気で働いた結果、脳梗塞で倒れたことがありました。幸い後遺症は残らなかったものの、夫に遠慮して一人で抱え込み、話し合いが足りていなかったことを痛感。大反省でした。以来、「子供がこう言っていた」「最近、こんな悩みがあるみたい」と一つ一つ伝えることを意識。夫も子供たちも、いつの間にか、実の親子のように気に掛け、声を掛け合うようになりました。
うれしかったのは、「お母さん、最近変わったよね。前はきつね目だったのに優しくなった」という家族の言葉。心の通い合う家族の存在が、私を変えてくれたのです。
実母との縁も深く
さらに、ことしは、母と一緒に、神総本部や、神奈川県湯河原町にある偉光郷を訪れることもできました。
いつも、私が家族と神総本部へ行くのをうらやましがっていた母。「よかねー。私は足が悪いから…」。今まではそこで終わっていた会話。今回は不思議なほどすんなり、「一緒に行く?」と誘っていました。初めは、母から遠出への不安をぶつけられ、言い争いになりそうな瞬間も。以前の私なら、母の気持ちなどお構いなしに、ぶち切れていたはずです。それが、祈願していると、「お母さんと一緒に行きたい」という最初の気持ちに戻れて…。「足のことは私がサポートするから、前向きに考えてみようよ」と、母の思いを受け止めた優しい言葉が言えたのです。
そうして神総本部へ。久しぶりに親戚にも会えて、母にも、母のきょうだいにも大層喜ばれました。私も、みんなの笑顔を見られて、これ以上ないほど仕合せでした。
周りの人との縁を大切に
人間関係に難しさを感じていた私が、ここまで変われたことが不思議でなりません。最近は、近所の人から相談を持ち掛けられることが増えました。私自身、困っている人のことが気になって、自然と声を掛けてしまいます。人と良い関わりをすることこそ、仕合せへの近道。そう肝に銘じて、家族や周りの方々との縁を深めていきます。
「教え」に生きるほど
信者の運命実体(こころ)は磨かれ
「正道」を行く存在(ひと)となる
感謝・報恩の心がますます引き出され
高い品性を身に付けてゆく
家族・縁者と会話を重ね
互いの思いを一つに重ねる
気持ち(こころ)が深まる
その感謝の心が
友人・知人 世の人々へと向けられ
ますます徳を積む
『真実の光・神示 令和5年版』154ページ