毎日仕事で大勢の接客をしていると、正直「苦手だなあ」と感じる方と出会うこともあります。そんなとき私は、極力関わらないようにしていました。
見えない自分を発見
無意識に繰り返している心の動きは、なかなか見えないものです。気付かせてくれたのは、勉強会での一言でした。「人のえり好みをするのは先入観」と聞いた時、出会った人を苦手と決め付け、シャットアウトしていた自分に初めて気付いたのです。
良い関わりを持てるように
「仕事は、自分の力を人のために役立てること」「できることを惜しみなく」という神の教えも、全く実践できていませんでした。それに気付くこともでき、以来、自分に何ができるか常に考え、より良い関わりを持とうと意識しました。
怒っている人を見ても、「何かあったのかな」と見方がガラッと変化。人を思いやるゆとりが持てたからか、不満や愚痴が減り、仕事も順調に進むようになりました。心が変わるだけでこれほど違うものかと感じながら、今では苦手な方と会うことが楽しみにさえなっている自分がいます。
家の中でも意識の変化が
家の中でも変化を実感しています。いつも仕事中心で妻に感謝が薄かった自分を反省し、一緒に過ごす時間を大切にしようと努めました。すると、何げないだんらんもいとおしく感じられるようになってきました。
以前なら、すぐに「えっ、何で!」と思っていた妻の言葉も、まずは受け止め、気持ちを考えるようになったのです。その日の様子を語る妻の生き生きとした姿に心が安らぎ、うれしい私です。もっと神の教えを学び、生活に生かして、楽しい人生を歩んでいきたいと思います。