夫は、外では「良い人」と言われることが多く、ありがたいと思いつつ、家の中では…「全然違う」。無口ではないのですが、私が話し掛けると、返事はテレビを見ながら…。悩みを打ち明けても、あまり真剣に聞いてくれません。嫌なことがあるとピタッと話さなくなり、しばらく根に持つこともあったのです。
そんな毎日の中で見つかった、私の乳がん。幸い初期だったものの、それすらも夫は軽く聞き流す感じで、体より心にダメージを受けました。これまでも神の教えは欠かさず学んできましたが、ここにきて初めて、火が付いた感覚で学び始めたのです。
見えてきた「話さない理由」
家では話を聞いてくれない夫、家では黙り込む夫。問題は…家の中? ふと、前に子供から、「お母さんは言葉がきついときがある」と言われたことを思い出しました。
確かに私は、言いたいことを言いますが、10分もすればパッと切り替えるタイプ。だからこそ、根に持つ夫が嫌でした。でも、夫からすれば、さっさと自分だけ気持ちを流してしまう私のことを、「都合の良いやつ」と思っていたでしょう。何の悪気もなく傷つけた場面も、きっとあったはずです。
たわいない会話で味わう仕合せ
それにここ数年、私自身が仕事に、民生委員に…と忙しく、夫には愚痴ばかり。笑顔もなければ、楽しい話もしない。夫が話したくなくなる雰囲気を、私がつくってしまっていたのです。心から反省しました。
私の口から出る言葉が、以前とは違うものになっていました。「あなたの好物を作ったよ」「ごみ、まとめておいたよ」など、たわいないことですが、話し掛けると夫が良い顔をするのです。そのうち夫も、私がクスッと笑える言葉を掛けてくれて…。心が温かいもので満たされていきました。
不安なく乗り越えたがんの手術
乳がんの手術日。きっちりしている夫が、珍しく少し遅れて病院に来ました。その手には、すてきな新品のパジャマが。お店を何軒も回って、用意してくれたのです。こんなことは結婚して初めてで、手術直前なのに、心は仕合せでいっぱいでした。
術後、医師からは「きれいに切除できたので大丈夫」と言っていただき、今は定期検査のみ。私の体力が落ちた時は、夫が「これ食べろ」と、自分の食事を分けてくれました。「二人で仲良くしているね」と子供たち。良い方、良い方に流れていく毎日に、神への感謝があふれてきます。
「教え」を学び 「心」に生かす
家族で神示を読み込むほどに
家族一人一人の
任と立場が見えてくる
心穏やかに
互いに声掛け 「心」かけ
会話を楽しむ家庭となる
豊かな心に包まれて
信者の人生 開運かなうと悟るべし
『真実の光・神示 令和5年版』89ページ