本来なら、とっくにないはずの私の命。20代はバイク事故でした。ボルトで骨と骨をつなぐ大手術。幸い足の切断は免れ、丸一年ものリハビリ後、普通に歩けるようになりました。しかし、この時はまだ、神がどれほどご守護くださったか、思いを馳(は)せることもありませんでした。
その後、30代で精巣がん。ステージⅣと言われ、絶望しました。「まだまだやりたいことがあるのに、何で俺が」。医師の態度や言葉が少しでも気に入らないと、頭にカッと血が上りました。
大ケガや大病の原因が見えて
その頃です。神の館で、大きな気付きを得ました。「道を守る心」。自分一人では何も治せないのに、医師を信頼せず、イライラしている自分は、大きく人の道を欠いている…と反省したのです。
手術は成功し、1年後には釣り具店の仕事に復帰できました。神にも、支えてくれた家族や仲間にも、強くなった感謝の心。バイク事故の時とは、深みが全く違います。
神の館にも、感謝を持って出入りするようになりました。その中で、初めて悟りました。自分が「短気」ということに。恥ずかしながら、温厚と思っていましたが、心の奥でひそかに湧き続ける、イライラの感情にふたができず、放置してきたのです。きっと、その不健康な心が、事故や病を呼び寄せたものと思います。
神の不思議なお力に気付く
神の教えのおかげで、短気な自分を知ることができたのだから、教えで直せばよいのだと、とても心が軽くなりました。とはいえ、カッとする心を、自分一人ではとても抑えられません。ですから、神が授けてくださった祈願というすべをもって、一呼吸置こうと努めています。仕事でも、今までとは比べものにならないくらいカッとすることが減り、穏やかな心が流れる毎日です。
手術から丸5年がたった今、ステージⅣのがんは消え、定期観察のみ。大病をしたことで病気の人の苦しさが分かるようになり、出会うたびに勇気づけています。
自分の性格を知ることが…
そんな中で、神は、私に「人を明るくする良さ」を授けてくださったと感じるようになりました。趣味で主催している釣りの会も、最初は4、5人だったのが、今は40、50人。みんなが楽しんでくれるのが何よりです。
神の教えを学ばなければ、知ろうともしなかったであろう、「自分の性格」。知ることで、こんなにも心が安定するとは…。そこに気付けたことが、奇跡です。心が休まることがなかった過去がうそのように、今、全てが順調に回っています。
心(気持ち)の流れが健康に表れる
「心」ゆったり流れるなれば 体も健康
体力 気力 相まって 豊かな心が ますます健康を育んでゆく
「真理」に生きるなれば 「心」はゆったり流れ 全ての出会いに「感謝」が生まれる
心(気持ち)の流れが健康に表れる
「心」ゆったり流れるなれば
体も健康
体力 気力 相まって
豊かな心が
ますます健康を育んでゆく
「真理」に生きるなれば
「心」はゆったり流れ
全ての出会いに「感謝」が生まれる
『真実の光・神示 平成22年版』141ページ(中略あり)