東京から長野に嫁いだ7年前。程なくして、同居の義母との折り合いが悪くなりました。片付けが苦手な母を手伝うと、こっぴどく叱られるのです。
立ち止まったきっかけは
夫とは交際期間が短く、「結婚してから、お互いをのんびり知ればいい」と思っていましたが、性格も把握しきれないうちから、義母のことでけんか。週の半分は口を利かない日々が始まりました。そのような中、高齢になった私の母を呼び寄せることになり、私たち夫婦と義母、実母の四人暮らしが始まりました。
相変わらず、私たち夫婦は、ささいなことでけんかの日々。何度も離婚を訴えましたが、聞き入れてもらえません。そして、ある時、夫が私に手を上げたのです。自分の性格を考えると、激怒する場面なのに、なぜか、この時は、「これは私が夫の悪いところを引き出したのでは?」と冷静でした。
やっと心の焦点が合った!
義母との不仲と、夫との離婚問題。この二つをどう解決していけばよいのか、ずっと悩んでいましたが、答えは神の教えにありました。「まず夫婦」。義母との仲がうまくいかないと、この家は成立しない…と思っていましたが、心の焦点がズレていたのです。
「もう一度夫と仲良くしたい」と神に願いました。こんな祈願は初めてです。
私がわーっと言うと、夫もわーっと返してきます。だから、わーっと言わず、「これは、こういう理由でこうしたの」と、ゆっくり話していきました。「今までは、話がはしょられ過ぎて理解できなかった。それなら分かる」と言う夫。あれ? 夫が話を最後まで聞いてくれてる! だから、「思っていても言わなかったこと」も話すようになり、会話らしい会話になってきました。「夫とは考えが違う」と思っていた事柄が、よく話してみると、2人とも根底は同じ考えだったと分かり、「何だ、ちゃんと分かり合えるんだ」と、お互いに気付けたのです。
一生添い遂げる気持ちへと
これまでの日々は何だったんだろう…と思うほど、苦しかった気持ちは吹き飛び、夫婦の会話が楽しいです。寝るとき、私に背を向けていた夫が、今は安心しているのか、口をぽかんと開けてぐっすり。それを見て、「すっごいかわいい」と思う私の心は、以前とは180度変わりました。
夫とのけんかが減って、義母と言い争うことも減って、穏やかな毎日です。結婚記念日には、「もう離婚なんて言わない。最期まで一緒にいたい」と、夫に伝えました。神の教えは素晴らしく、このところの変化は格段です。といっても、まだ好転し始めたばかり。もっと仕合せになるために、もっと素直に教えを学び直そうと取り組んでいる最中です。
「教え」に生きる決意を持って 心正しい「信者の道」ゆく我であれ
この思いが
我が「運命」の力をもって 相手の人生を支え 補う心(愛)を芽吹かせる
「教え」のある家庭に 夫婦の運命は重なり
互いの実体を 「真理」に生きて高めることに 気持ちが向かう
二人の会話も深まり 共鳴 共感し合う人生が始まってゆく
「教え」に生きる決意を持って
心正しい「信者の道」ゆく我であれ
この思いが
我が「運命」の力をもって
相手の人生を支え 補う
心(愛)を芽吹かせる
「教え」のある家庭に
夫婦の運命は重なり
互いの実体を
「真理」に生きて高めることに
気持ちが向かう
二人の会話も深まり
共鳴 共感し合う人生が
始まってゆく
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』19ページ