No. 1003

両親が「身近なお手本」
私なりの良さを見つけて
(埼玉県TS/10代女性/中学生)

私が得意なことは、「みんなで何かをやること」。そこに気付かせてくれたのは、両親の存在が大きいです。4歳上の高3の兄は、勉強がとてもよくできて、私とは別次元。そう思う私に、両親は「あなたは人の意見をよく聞ける」「相手に寄り添える」と、兄と比べることをせず、いつも褒めてくれるのです。

一人ではなく、みんなでやる

クラスメートとの大切な思い出が、前に担任だった先生の、結婚のお祝い会。最初に仲の良い友達に「どうかな」と声を掛けてみました。気が付くと、どんどん輪が大きくなり、最後はクラスのみんなでお祝い。先生も本当に喜んでくださり、会の最後に紙吹雪を飛ばした時は、全員が笑顔になっていました。

クラスだけじゃなくて、学校全体を引っ張っていけたらなと思い、今年は、生徒会の副会長をしています。でも、自分の考えで突っ走ると、私だけの世界になってしまうので、自分の意見を持ちつつも、他の人の考えも受け止めようと意識しています。

それも、やっぱり両親の影響が大きいです。父と母は、意見が対立するときもあるのですが、相手が話しているときは、お互いちゃんと聞いていて、対立も収まっていくので、すごいなと思っています。

親に話すと心がガラッと変わる

両親は、私の話もたくさん聞いてくれます。忘れられないのは、コロナの影響で、合唱祭が中止になった時のことです。半年以上も練習して、前日に「中止」と言われた時は大ショックでした。市で決まったことらしく、学校の先生たちや友達の中には、泣いている人もいました。

私も悲しかったです。でも、両親と話していたら、「合唱祭ができなかった分、他のことを頑張ろう」と、気持ちが切り替わっていったのです。他の子たちは、「何でだよ」と、まだ悔しそうだったので、「今はこういう状況だから、仕方ないよ」と声を掛けたりしました。先生たちには、合唱祭で歌う予定だった歌詞を引用しながら、感謝のお手紙を書いたら、ものすごく喜んでくださいました。

「実りの集い」で学んでいる、「家族に何でも話そう」「人の話は最後まで聞こう」などは、どれも本当に大事だなと思います。それを実践している両親の姿もずっと見てきて、そうやればいいんだなとお手本にできるので、そのことにも感謝です。

母より

合唱祭が中止になった後、先生方から、「娘さんには本当に助けられました。ありがたい存在でした」と声を掛けていただきました。我が子ながら優しい子だな、と感心しつつ、小学生の頃から「実りの集い」で学んでいるおかげと感じました。私たち夫婦も、親にしかできない「子供の心を育む方法」を学ばせていただき、親も子も、教えに触れていることが、何とも心強いです。15歳までは、親の手の中で良さを磨いていく時。夫とも、「この子の心を伸ばしてあげたいね」と話しています。

心(運命実体)で生きる人間は
    多くの出会いを得て 経験を重ねながら 人格を身に付けてゆく
 親との出会いを始めに 人は 今後の人生を色づけてゆく
「魂」が安定する家庭に身を置くことで 人間は
    「運命」を芽吹かせ 「実体」心の質を高めて 真の「仕合せ」を手にできる

心(運命実体)で生きる人間は
  多くの出会いを得て
    経験を重ねながら
        人格を身に付けてゆく
 親との出会いを始めに
   人は 今後の人生を色づけてゆく
「魂」が安定する家庭に身を置くことで
  人間は
   「運命」を芽吹かせ
    「実体」心の質を高めて
     真の「仕合せ」を手にできる

『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』163ページ(中略あり)