No. 983

定年後に待っていた!
仕合せが増大する人生
(神奈川県AK/60代女性/パート)

15年前、たまたま見つけた保育園での調理補助の仕事。子供好きなこともあり、「こんな所で働けたらいいな」そう思って始めました。ところが、中に入れば驚きのありさま。150食以上を4人で作り、発注ミスは日常茶飯事。時には異物混入騒ぎまであり、たった10畳の調理場に、すさまじい人間関係が渦巻いていたのです。スタッフの入れ替わりも激しく、人付き合いが苦手な私は、うまく立ち回れませんでした。

職場で心掛けたことは…

神の教えが、人との関わり方の大きなヒントになりました。せっかちな私は、どんどん作業を進めたいタイプ。素早いのは「良さ」ではなく、仲間をせかして「不調和」を生み出す一因にもなると気付いたのです。

私の立場は「調理補助」です。資格を持つ人たちが本分を尽くせるように支えていこうと、軸ができました。自分が活躍することだけを考えるのではなく、周りの人も。だから、新人さんをよく見て、必要なタイミングですぐ手を貸したり、スタッフの雰囲気が悪くなってきたら、間に入って双方の思いを伝えたり。反発されたこともあります。でも、祈願してゆったり、繰り返し伝えていくと、ちゃんと気持ちを分かり合えて、状況も落ち着いていきました。

驚くほど変わった雰囲気

短期のつもりで始めた仕事ですが、「もう少し」と言っていただき、気付けば15年。古株になりました。今やとてもいいチームワークで、お菓子に至るまで、全て手作りで提供できるようになったのです。スタッフも1年続かない人がほとんどだったのに、皆さん5年、7年と勤めています。

調理室長に「あなたのおかげで」と言っていただき、「私はただそこにいて、作業していただけですよ」と伝えました。でも、もし神の教えを知らなければ、「どんな気持ちで」作業したらいいか。これが分からないまま、四苦八苦したことでしょう。

持ち味が求められて…

そしてこの秋、定年退職…。驚くことに、次の人生がスッと用意されていました。「あなたには、ずっとこの園に関わってほしいから」と、夕方の延長保育や清掃の仕事をさせていただくことになったのです。

仕事内容は変わっても、常に私の役割は、みんなが活躍できるように支えること。出勤すると、皆さん「待ってました!」と仕事を任せてくださり、特別な能力は何もない私なのに、こんなにも必要としていただけることが仕合せです。

どんなときも、どんな相手とも、楽しく、自分らしく仕事ができて迎えられた今日。年齢を重ねた今だからこそ、「人は、神の座明るい者に、神が授けし味方となるもの」この神示がより深く心に染みてきます。ここからまた、新たな人生のスタートです!

奉仕に生きんとする人の心は 強いもの
 全ての出会いを受け入れ 力(存在)を引き出す
    ゆえに 周りの人の心に明るく映る
 愛は 人の心を引き付け 元気にさせる
    ゆえに 全ての存在を引き上げる
「まこと(真実)の愛」に生きんとする 人の姿(存在)が この世を導く

奉仕に生きんとする人の心は 強いもの
 全ての出会いを受け入れ
      力(存在)を引き出す
  ゆえに 周りの人の心に明るく映る
 愛は 人の心を引き付け
          元気にさせる
  ゆえに 全ての存在を引き上げる
「まこと(真実)の愛」に生きんとする
        人の姿(存在)が
            この世を導く

『真実の光・神示 平成19年版』122ページ(中略あり)