新車を買うたびに、3度続けて事故に遭いました。幸い、けがはなかったものの、そのうち2回は、夫が運転中の出来事。最初は、夫が事故を引き込んでいると決め付けていましたが、3回目は、「夫だけじゃない、家族の問題かも…」と感じたのです。
夫ばかり責めていたけれど…
人のことは見えても、自分のことは分かっていない現実に、私自身が一番驚きました。というのも、「私が家族の中で誰よりも教えを実践している」自信が、「つもり」だったと、神の教えのおかげで気付けたのです。
夫は、悪気はないけれど、気が利かず、幼稚なところがある人です。何でも妻任せで、家族を引っ張ってきたのは私。こうして不満をため続けてきたのです。しかし、ある時、家族に「少しは家事を手伝って」と文句を言うと、「そうしようとしても、お母さんがチャッチャカやっちゃうから、できないんだよ」と言われました。夫や子供の思いを大切にせず、自ら和を崩してきた自分の姿に、ハッと気付かされたのです。
見えてきた家族の心、夫の良さ
そんなある日のこと、右肩を痛めて手術することになりました。右手が全く使えない状態で退院し、家に帰ったら、見たことのない光景が広がっていました! 夫が初めて家事をする姿。笑えるほどたどたどしくて、「ありがたい」と思いました。昔の私だったら、文句タラタラだったのに…。
つい動きたくなる私を娘が気遣って、サッと家事をしてくれるのも感謝でした。家族がごくごく自然に支えてくれることに感動して、春が来たように、気持ちがほかほかしました。
夫は、孫をあやすにも、本当に子供みたいに上手にあやします。相手に気を使わせないし、心にすっと入っていける人…と、いいところがたくさん見えました。「息子が温厚なのは、夫に似ているから」と気付いたのも最近です。それまでは、恥ずかしながら私に似ていると思っていたのです。
神魂誕生20周年の力を感じて
実は、私たち夫婦はずっと不仲でした。「どうか晩年までには、仲の良い姿を子供たちに見せたい」と願い、信者の道を歩き続けて40年。今、7合目くらいまで登れた思いがします。
事故をきっかけに、自分の修正ポイントが分かったことが神の「救い」であり、「愛」と確信しています。神魂誕生20周年の今年は、気付きも喜びも大きいです。教えに生き切る心をぶらさず、「つもり」にならないように歩んでいきたいです。
人間は 「真理」に悟りを得たとき
自然と家族を愛し 感謝の思いを深めるもの(存在)
「真理」が家族の心を一つに重ね 「真実の愛」を身に付け 生きる人を育む
「真理」のある家庭に 人間の心(運命)は磨かれ 実体を高めてゆく
人間は 「真理」に悟りを得たとき
自然と家族を愛し
感謝の思いを深めるもの(存在)
「真理」が家族の心を一つに重ね
「真実の愛」を身に付け
生きる人を育む
「真理」のある家庭に
人間の心(運命)は磨かれ
実体を高めてゆく
『真実の光・神示 令和2年版』48ページ(中略あり)